ソフトバンク・大津亮介、背番号「19」への変更で新たな挑戦を誓う

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ソフトバンクの大津亮介投手(26)が、2025年から背番号「19」を身につけることが14日に発表された

この背番号は、オリックスで信じられないほどの成果を残した14年沢村賞受賞者である金子千尋氏(現日本ハム投手コーディネーター=42)や、現在も奮闘中の山岡泰輔(30)といった憧れの投手がかつて着用していたもので、大津はその理念を受け継ぐという決意を示している

ルーキーイヤーからの変化

大津は入団以来、背番号「26」を付けていたが、これを新たなスタートの象徴として卒業し、次のシーズンに向けてさらなる成長を求めて背番号を変更

彼は「19」という番号に特別な思いを抱いており、今オフも山岡と共同で自主トレーニングを行い、開幕ローテーション入りから2桁勝利を狙う意気込みだ

投手としての成長を目指す

高校時代までは野手としての経験が主だった大津は、帝京大で投手としてのキャリアを本格的にスタートさせた

彼は金子氏のピッチングスタイルに憧れ、高い制球力や多彩な変化球、そしてマウンド上での振る舞いを学ぶことを目指している

社会人チーム・日本製鉄鹿島を経て23年にソフトバンクに入団し、1年目から中継ぎとして46試合に登板するフル回転を果たした

キャリアハイ達成と今後の展望

2年目には先発転向を目指し、金子氏から「19」を受け継いだ山岡に弟子入りして投球術を磨いた結果、昨シーズンはキャリアハイの7勝を達成

今シーズンの前半は不調を極めていたが、夏場に復活し、7月以降は9試合に登板し6勝1敗という成績を残した

特に、ストレートに加える変化球としてフォークの改良や落ちる球の工夫が効果を上げている

新たな背番号「19」に込めた思い
背番号「19」は、過去に故・野村克也氏や巨人にFA移籍した甲斐拓也が着用していたことから、特に捕手のイメージが強い

しかし、個性豊かな投手たちもこの番号を背負い、実績を残してきた

大津は新たな挑戦として自身初の2桁勝利を目指し、同じ番号を持つ師匠・山岡との自主トレでさらなる成長を図っている

大津亮介投手が新たな背番号「19」に込めた思いは、過去の偉大な選手たちへの尊敬と、自身の成長を目指す決意の表れです。彼がこれからのシーズンでさらなる活躍を見せることを期待したいです。
キーワード解説

  • 沢村賞とは?:日本のプロ野球において、最も優れた投手に贈られる賞で、その年の活躍した投手が受賞します。
  • 中継ぎとは?:試合中に先発投手から交代して登板する投手のことを指し、試合の状況に応じて他の投手と連携します。
  • 自主トレーニングとは?:選手がシーズンオフに自主的に行う練習のこと。技術や体力向上を目的としています。
  • 制球力とは?:投手が投球する際、意図した場所にボールを正確に投げられる力のことです。

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