ソフトバンク藤井、自己最速156キロを目指し進化を求める

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福岡のみずほペイペイドームを訪れたソフトバンクホークスの藤井皓哉投手(29)は、来シーズンに向けた目標として自己最速の球速156キロ超えを掲げた

藤井投手は「今年、自分のマックスが出せなかったので、最低限それをクリアしたい」と強い意志を示した

球速の向上が全てではないものの、藤井投手は明確な狙いを持っている

彼は「最大の球速を上げることによって、平均球速も上がると思っている

そのため、安定して152、153キロは出せるようにしたい」とイメージを描いている

昨季は腰痛を発症し、シーズンに向けた準備が十分に整わなかったため、特にシーズン序盤は速球に苦労したことを振り返った

藤井投手は「真っすぐが速いと思わせることがバッターには重要」と語り、球速の向上は決め球のフォークにも威力を与えることを認識している

今季は51試合に登板し、2勝3敗、19ホールド、2セーブ、防御率1.44という成績を残した

特に奪三振率は13.50と高い数値を記録したが、彼はこれに満足することなく、さらに進化を求めている

藤井投手は「WHIP(ウィップ)を下げたい」とも述べ、より安定した投球を目指す意欲を示した

「WHIP」とは、1イニングあたりに出した走者の数を表す指標であり、数値が低いほど投手の安定感を示す

具体的には1.00を切ると、超一流の投手と見なされる

今季の藤井投手は0.92をマークしており、阪神との日本シリーズでは4試合登板し、4回を投げて被安打1、無四死球という素晴らしい結果を残した

彼は理想の3者凡退を徹底し、来シーズンも勝ちパターンの一角としてフル回転する予定だ

「オフをしっかり過ごせれば」と語る藤井投手は、11月はトレーニングに専念し、来月からはキャッチボールを開始する予定だ

「全体的なボリュームアップをしたい」と意気込みを語った

ソフトバンクは新たなシーズンに向けて、藤井投手の進化に期待を寄せている

藤井投手の決意やデータに基づいた目標設定は、ただの選手としての成長ではなく、チーム全体の勝利に貢献しようとする姿勢が感じられる。来季の活躍に期待が高まる。
キーワード解説

  • 藤井とは?:藤井皓哉は福岡ソフトバンクホークスのプロ野球選手で、投手として活躍している。
  • 球速とは?:球速は野球において、投手が投げるボールの速さを指し、投球の威力に直結する重要な要素である。
  • WHIPとは?:WHIPは「Walks and Hits per Inning Pitched」の略で、1イニングに何人の走者を出したかを示す指標で、低い数値ほど投手の安定感を表す。

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