巨人から育成ドラフト1位指名、冨重英二郎投手が仮契約を結ぶ

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 巨人が育成ドラフトで1位指名した冨重英二郎投手(24歳、BC神奈川)が、15日に東京都内で仮契約を結びました

この契約には支度金290万円と年俸400万円が含まれており、背番号は「011」に決まりました

(金額は推定) 冨重投手は最速151キロの直球と、キレのあるスライダーを武器とする左腕投手で、今後は左バッターの足元を攻めるボールや、右バッターから逃げるボールの習得に取り組んでいます

特に、ツーシームやチェンジアップといった落ちる球のマスターを目指しており、さらなるレベルアップを図ってプロの舞台に挑む意気込みを見せています

 対戦したい選手としては、阪神の近本選手を挙げています

冨重投手は、「家族が阪神ファンで、よくテレビで見ていた」という背景から、近本選手との対戦に強い憧れを抱いているようです

「シミュレーションした時に、どこに投げても打たれそう」と近本選手の打撃力に対する自らの分析を述べています

 今後の目標として、「早い段階で支配下を目指したい」と強く表明し、キャンプから猛アピールを行う意欲を示しています

冨重投手は、「自分の強みである曲がり球と今後習得する落ち球のコンビネーションで、最後は力強い真っすぐで打ち取れたら」と語り、さらなる成長を誓います

 ◆冨重英二郎(とみしげ・えいじろう)1999年6月1日生まれ、24歳

神奈川県出身

178センチ、82キロ

左投げ左打ち

東海大相模を経てBC神奈川で活躍後、25年度育成ドラフトで巨人から指名を受けました

140キロ台後半の速球と、右打者の内角に食い込むスライダーを特徴としています

冨重選手の仮契約は、プロ野球界にとって新たな才能の誕生を示しています。成長途上の選手が自身の特徴を活かしつつ、より高いレベルでの挑戦を志している姿勢に感銘を受けます。特に、対戦したい選手を挙げることで、モチベーションを高める努力が伺え、今後の成長に期待が持てます。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは? 育成ドラフトは、プロ野球チームが若手選手や未経験者を獲得するための選択プロセスです。特に成長が見込まれる選手を対象に、一般的なドラフトとは異なる契約形態で行われます。
  • ツーシームとは? ツーシームは、投手が投げる球種の一つで、ストレートに近い速さでありながら、横に曲がる特性を持っています。このため、バッターにとっては捕まえにくい球となります。
  • チェンジアップとは? チェンジアップは、速球に似た投球スタイルを持ちながら、球の速度を落とすことで、バッターを惑わせる投球技術です。通常のストレートとのスピード差が勝負を分ける重要な球種です。
  • 支配下選手とは? 支配下選手とは、プロ野球のチームに公式に登録されている選手のことを指します。支配下契約を結ぶことで、選手としてチームの一員として活動することが可能です。

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