ロッテ・サブロー新監督が初陣を勝利で飾る、走塁の重要性を強調

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◇練習試合 ロッテ3―1広島(2025年11月15日 都城) プロ野球のロッテが、サブロー新監督(49)による初の試合を白星で飾った

この試合は秋季キャンプを行っている宮崎県都城市で行われた広島との練習試合で、ロッテは3対1で逆転勝利を収めた

試合を通じて3投手の継投により広島打線を1点に抑え、さらにチャンスを逃さず打線が連携した好走塁から得点を奪った

サブロー監督は「1点を守り勝つ野球」をチームの基本方針に掲げており、今回の勝利は監督が目指すチーム像が表れたものである

秋の深まる都城での試合は、選手たちにとっても重要な経験となった

試合の流れが変わったのは、1対1に追いついた3回の出来事だった

2死一塁の場面で、山本が中前打を放ち、一塁の走者・小川は中堅手の動きを確認した後、一気に三塁に進んだ

この後、山口が四球を選び満塁となり、寺地が左前適時打を放って2者が生還し、ロッテは逆転に成功した

この複数得点を生む好走塁は、サブロー監督が取り組んできたチームの課題の一つであり、徹底した指導が実を結んでいることがうかがえる

サブロー監督は「何とかして2死からでも得点が入る形ができた

山本の走塁も良かった

このように走塁で得点できるのが重要だ」と語り、走塁の練習が功を奏していることを語った

ロッテの攻撃陣は昨季よりも活性化しており、ヒット数に頼らずに得点を取れる形を目指している

寺地はこの日、2安打3打点の活躍を見せ、2回にも無死一塁から右中間へ同点の適時三塁打を放っている

彼はサブロー監督の教え子であり、成長を感じさせるパフォーマンスを披露した

また、シーズン中は見られなかった1番・高部、2番・藤原の打順も試され、新しい戦略が模索されていることも確認できた

サブロー監督は「最初の試合で勝てたのは良かったが、個人としてもチームとしてもまだまだ埋めるべき部分がある」と冷静に振り返り、最下位からの逆襲を誓う姿勢を貫いている

20歳の寺地選手はその言葉に耳を傾け、目を細めていた

今回の試合では、サブロー新監督が目指す「1点を守り勝つ野球」が垣間見えた。特に走塁の面での進歩が目立ち、選手たちが生き生きとプレーしている様子が印象的だった。今後のシーズンに向けて、監督が設定した目標がどう達成されるのか、ファンとしても楽しみである。
キーワード解説

  • サブロー監督とは? 新たにロッテの監督に就任した元プロ野球選手で、チームの再建を目指している。
  • 走塁とは? 野球における走塁は、打球後に走者が次の塁に進む動作で、得点力を左右する重要な要素である。
  • 継投とは? ピッチャーを交代して投げることで、投球戦略を変え、相手打線に対抗する投手起用方法である。

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