広島・渡辺悠斗の打撃が躍動、練習試合で存在感を示す

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 「練習試合、ロッテ3-1広島」(15日、都城市営野球場)において、広島東洋カープの内野手・渡辺悠斗選手が注目の的となった

この試合で渡辺選手はチーム唯一の3安打を記録し、その打撃力を存分に発揮した

特に彼の打撃は、スイングや打撃技術において大きな進化を見せており、三塁ベンチからも歓声が上がった

改善された打撃技術

 渡辺選手は「2ストライクからボールに対して付いていけるようになった」と語り、自身の成長を実感している

初回の2死三塁の場面では、追い込まれた中でも冷静にチェンジアップを右前に運び先制打を放った

さらに、六回には広池投手から中前にあじかくヒットを打ち、九回には左前に引っ張る豪快な打球を見せた

これにより、異なる投手から多彩な打球を打ち分け、彼の存在感をさらに強めた

キャンプでの取り組みが功を奏す

 春季キャンプにおいて、渡辺選手はスイング時に左脇が開くという癖があった

これに対して新井監督からマンツーマンで指導を受け、今シーズン開幕を2軍で迎えた

しかし、4月中旬に腰を疲労骨折したため、出場機会が限られていた

同期入団の佐々木選手が1軍で活躍する一方で、渡辺選手の出場機会はシーズン終盤の2試合にとどまった

今後の期待

 10月に行われたみやざきフェニックス・リーグでは、体の軸回転を意識した取り組みが功を奏し、実戦でも良い結果を残した

監督は「今は左脇が締まってバットが体の近くを通っている

本当に成長している」と期待を寄せている

渡辺選手は“若鯉”としての素質を見せつけており、来季への期待が高まっている

渡辺選手の打撃に対する改善の取り組みが、実戦での結果に繋がっていることが印象的です。特に、異なる投手への対応力や安定感が増していることは、来季に向けて非常にポジティブな要素であり、彼の成長が期待されます。
キーワード解説

  • 内野手とは?:野球のポジションの一つで、バッターが打ったボールを守る選手です。
  • チェンジアップとは?:投手が投げる変化球の一種で、速球に似たスピードで投げるが、最後に急に落ちることが特徴です。
  • 疲労骨折とは?:骨に長期間の負荷がかかり、ひびが入ったり折れたりすることを指します。

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