阪神・近本光司がFA権行使せず残留決定、新たな挑戦へ
2025年11月11日、プロ野球・阪神タイガースの外野手である近本光司選手(31)が、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずにチームに残留することを発表しましたFA権とは、選手が契約を解除し、他の球団と自由に契約を結ぶことのできる権利であり、これを行使するかどうかは選手にとって重要な選択です
近本選手は、「甲子園球場のあの歓声の中で(野球を)やる
それに代わるものはないかな」と語り、他球団の評価を聞くことは考えなかったと明かしました
これは、自身の環境を変えることや新しいチームでプレーすることよりも、思い入れのある阪神でプレーし続けたいという強い想いを示しています
昨シーズン、同じく国内FA権を持つ大山選手は他球団からの評価を聞くために権利を行使しましたが、最終的には阪神に残留しました
これに対し、近本選手はあらかじめ明確に残留を決めた格好です
彼は淡路島出身で、高校・大学・社会人と兵庫県内で育ち上がり、2019年のドラフトで阪神から指名され、以来チームの一員として活躍しています
近本選手は、通算7年間で1093安打を記録し、次の目標である通算2000安打達成を見据えています
特に、6月7日に行われたオリックス戦では、球団の日本選手として最速で通算1000安打を達成しました
トレーナーによると、彼のモチベーションは2000安打にあるとされ、自己管理が非常に優れていることも強調されました
近本選手は、食事やトレーニングにも気を使い、自宅の一室をウエイトトレーニングルームに改築するなど、アンチエイジングへの意識も高めています
阪神で通算2000安打を達成した選手は藤田平選手と鳥谷敬選手の2名のみであり、近本選手がこの偉業を成し遂げれば、37歳の時点で達成することになります
「年齢を重ねるにつれて体も変わってくると思いますけど、それも僕の野球人生
いろんなことにチャレンジして、僕は僕らしくやりたい」と語っている近本選手
これからの挑戦に期待が寄せられています
近本選手の身の振り方が決まり、心も体もリセットされた今、新たな挑戦が始まることでしょう
近本選手がFA権を行使せず阪神に残留する決断をした背景には、彼の強いチーム愛や次の目標である通算2000安打が影響しているようです。自分の目標を見据えつつ、阪神でのキャリアを大切にする姿勢は、多くのファンにとっても嬉しいニュースです。
キーワード解説
- FA権とは?選手が自分の意志で契約を解除し、他球団と自由に契約を結ぶことができる権利です。
- 通算2000安打とは?プロ野球で選手が通算して打った安打の数が2000本に達することを意味し、これは特に偉業とされています。

