岩田稔氏、1型糖尿病の子どもたちに野球体験教室を開催

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元プロ野球選手である岩田稔さん(42歳)が、甲子園球場の室内練習場にて1型糖尿病を抱える約20人の子どもたちを招き、野球体験教室を行いました

このイベントは14日の「ワールド・ダイアベティス・デー」に合わせて企画され、「何事も前向きにチャレンジする大切さを伝えたい」との思いから実現しました

イベントには阪神タイガース球団も協力し、様々な年齢層の子どもたちが参加しました

参加した子どもたちは約1時間半にわたり、キャッチボールや打撃練習を通じて身体を動かしました

岩田さんは具体的なアドバイスを通じて指導し、「ゴロを捕る時は腰が浮かないように」といった細かな技術を伝えました

西宮市に住む中学1年生(13歳)は、同じ病気を抱える岩田さんの姿に勇気をもらい、「プロ野球選手を目指している

彼は目標になる存在」と話しました

岩田さん自身は高校2年生の頃に1型糖尿病を発症し、2006年に阪神タイガースに入団

その後は1日数回のインスリン注射を行いながら、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表として世界一に貢献するなど、2021年まで現役として活動しました

「可能性は無限大なので、なりたい自分になってほしい」と、子どもたちへ温かいメッセージを送りました

岩田稔さんが開催した野球体験教室は、1型糖尿病を抱える子どもたちにとって非常に意味のあるイベントでした。専門家のサポートを受けながら、実際の野球技術を学べる機会は貴重です。また、岩田さん自身の経験を通じて逆境を乗り越える力が示され、参加者にとって大きな励みとなったのではないでしょうか。
キーワード解説

  • 1型糖尿病とは?体内でインスリンが十分に分泌されないため、血糖値が高くなる病気です。治療にはインスリン注射が必要です。
  • キャッチボールとは?二人以上の人がボールを投げ合う練習で、野球において基本的な技術の一つです。
  • 打撃練習とは?バッティングによってボールを打つ練習を指し、打者としての技術向上に役立ちます。
  • ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)とは?国際的な野球大会で、各国の代表チームが競い合い、優勝を目指します。

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