特に彼が注目したのは、阪神を中心に通算9年間で287試合に登板した左腕、田村勤投手である
田村勤投手の活躍と傷害
片岡氏は「ケガさえなければ、もっと大きな実績が残せたかもしれない」とコメントし、田村氏の実力を強調した田村投手はドラフト4位で本田技研から阪神に加わり、1992年シーズンには守護神として前半戦に5勝1敗14セーブを記録するなど大活躍
しかし、左肘痛により7月に登録抹消され、後半戦には一度も登板できなかった
特殊なボールと投球スタイル
田村投手は空振りを取れるピッチングスタイルを持ち、当時のタイガースの好調さに重なり、強烈な印象をファンに与えた片岡氏は「左のサイド投手が少なかったため、その独特のスタイルが注目された」と説明
さらに、当時は回またぎ登板が一般的であったため、田村氏は身体的負担が大きかったと振り返っている
ファンの記憶に残る投手
「特に阪神ファンの中では、田村投手は印象的な存在で、1992年は非常に印象的なシーズンだった」と片岡氏は深い感慨を込めて述べた彼の取った怪我や復帰の努力は、多くのファンにハラハラさせる展開を生んだ
今回の片岡氏の企画では、田村投手の才能や努力が改めて評価される内容でした。ファンにとっても感慨深い思い出を振り返る機会となりました。野球界において、過去の選手たちの影響が現在にも続いていることを感じさせる内容でした。
キーワード解説
- 左腕とは?左腕とは、左手で投げるピッチャーのことを指します。投球フォームが右投手とは異なり、打者にとっては独特の投球リズムやボールの利き手が変わるため、難しい打席となることが多いです。
- 守護神とは?守護神とは、試合の終盤に出てきてリードを守る役割を持つピッチャーのことです。主にセーブの状況で登板し、試合を締めくくる大切な役割を担います。
- 回またぎとは?回またぎとは、同じ投手が連続して二つ以上のイニングを投げることを指します。疲労が大きく、怪我のリスクも伴うため、現在では慎重に行われることが多いです。

