関係者によれば、阪神は打撃力に優れ、内野の複数ポジションを守れるユーティリティープレイヤーを狙っているとのことです
米国時間の16日には、ペンシルベニア州の地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」の記者、コリン・ビーズリー氏が自身のSNSでデバニーが阪神と契約を結んだと投稿したこともありました
これに対して、阪神の竹内孝行球団副本部長は「現時点でお伝えできることはございません」と語る一方で、契約の噂を否定することはありませんでした
カム・デバニー選手は2019年にドラフト15巡目(全体463位)でミルウォーキー・ブルワーズに入団し、その後2023年にはカンザス・シティ・ロイヤルズにトレードされました
昨年秋のプレミア12では米国代表としても活躍しました
今年7月にパイレーツに移籍し、メジャーリーグでは今季わずか14試合に出場しましたが、打率は.139、1打点と低迷しています
一方で、マイナーリーグでは通算打率.254、85本塁打、322打点という数字を残しており、長打力も兼ね備えています
デバニー選手の最大の武器はその守備力です
内野全般を守ることができ、特に今季73試合では遊撃手として活躍し、守備率は.975を記録しています
阪神は今季、一塁に大山選手、二塁に中野選手、三塁に佐藤輝選手がゴールデングラブ賞を受賞していますが、遊撃手のポジションは小幡選手、木浪選手、熊谷選手が争う状態です
したがって、「遊撃を守れる助っ人」は、来季のリーグ連覇を目指す阪神にとって非常に重要な存在になるでしょう
阪神がカム・デバニー選手の獲得を調査しているというニュースは、来季に向けたチームの戦略を感じさせるものです。デバニー選手は長打力だけでなく守備力も高いため、遊撃手の争いに新たな選択肢をもたらすでしょう。特に、阪神が来季のリーグ連覇を目指す中で、彼のような選手が加わることは非常に重要です。また、現時点での契約状況が明確でないことから、ファンにとっても注目のニュースとなっています。
キーワード解説
- ユーティリティプレイヤーとは?:複数のポジションをこなすことができる選手のこと。特定のポジションに頼らず、チームの戦略に応じてさまざまな役割を果たすことができる。
- ゴールデングラブ賞とは?:メジャーリーグベースボール(MLB)でその年に最も優れた守備をした選手に与えられる賞。ポジションごとに選ばれる。
- 守備率とは?:選手の守備の堅実さを示す指標で、守備機会に対してエラーを犯さずに守れた割合を示す。高い数値ほど守備力が高いことを意味する。

