ヤクルト清水昇、帝京高校復活に刺激を受け再起を誓う

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東京・帝京高出身のヤクルト・清水昇投手(29)は、プロ8年目を迎える来季に向けて強い意気込みを見せている

「また50、60試合を投げられれば変わってくる

チャンスがあれば、また勝っているところで投げたい気持ちはある」と語り、その決意を力強く表現した

清水は母校である帝京高校の復活が自身の原動力になっている

帝京高校は、歴史的に甲子園で春夏合わせて3度の優勝を誇り、多くのプロ野球選手を輩出してきた伝統校である

しかし、2011年の夏を最後に甲子園から遠ざかり、長い沈黙が続いていた

ところが、今秋の東京都大会を制し、2010年以来16年ぶりとなる来春の選抜大会出場が確実視されている

清水投手は、3年夏に東東京大会で準優勝を果たしたが、在籍時には甲子園出場には至らなかった

その母校の躍進に対し、「これだけ甲子園に出ていないといわれてきたので感慨深いですね

頑張ってほしい気持ちと僕も頑張らないといけないなという気持ち」としみじみと語る

清水は2020年と21年に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した実績を持つが、昨季の不振に続き、今季も35試合でわずか5ホールドにとどまっており物足りなさを感じている

特に21年にはプロ野球新記録の50ホールドを達成したことがあり、その実績が逆に自身にプレッシャーをかけている

清水は、同僚の石山の328試合で達成した「100セーブ、100ホールド」を目指している

2018年には自己最多の35セーブを記録したが、近年は抑えの位置を確保できず、防御率も4点台と一時苦しんだ

ただし、今季は主に守護神として42試合に登板し完全復活を遂げており、清水は「ああいう頑張っている姿を見ていたので、まだまだこれからだなと思わせてもらえます」と石山への感謝の思いを述べた

来季で迎えるプロ8年目、30歳という節目のシーズンに、清水は母校の復活と共に自らの輝きを取り戻すことを誓っている

帝京魂を胸に秘め、再び球界での存在感を示すべく邁進する

清水昇投手の志向は、特に彼の母校である帝京高校の復活によって強化されています。歴史ある学校が再び甲子園へ向かう中で、自分自身も再起をかける姿勢は、多くのファンに希望と感動を与えるものです。彼の今後の活躍に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • 中継ぎ投手とは?: 試合中に先発投手が降板した後に登板し、試合の流れをコントロールする役割を担う投手です。
  • ホールドとは?: 中継ぎ投手が試合を引き継いで、勝利に寄与した回数を示す指標であり、投手にとって重要な成績のひとつです。
  • 甲子園大会とは?: 高校野球の全国大会であり、春と夏に行われる。非常に名誉ある大会とされ、多くの選手が目指します。

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