このシーズン、大野は様々な苦難を乗り越え、安定した投球を見せた
10年のドラフト1位で中日に入団した大野は、プロ入り2年目から3年連続で二桁勝利を記録
その後、素晴らしい成績を収めていたが、2018年には未勝利に終わり、2023年には1試合の登板という厳しい時期も経験
それでも、大野は今年の初登板である4月3日の読売ジャイアンツ戦では5回を投げて4失点を喫したものの、続く5月7日の横浜DeNAベイスターズ戦では6回無失点の投球で初勝利を手にした
シーズン序盤は登板間隔を調整しながら先発を務め、6月6日の千葉ロッテマリーンズ戦で2失点を抑え2勝目を挙げた
50万部突破を記録した2025年シーズンは、6月27日の広島東洋カープ戦で3勝目を達成し、7月29日のジャイアンツ戦にかけて自身の連勝記録を4に伸ばした
8月12日の再びジャイアンツ戦で敗れた後、8月20日の阪神タイガース戦からは5連勝を飾るなど、非常に安定したピッチングを見せた
これらの試合では、全てQS(クオリティスタート)を達成した
防御率は2.10で、規定投球回には及ばなかったものの、シーズン自己最多タイの11勝を記録した大野にとって、今年はまさに復活の年となった
来季はプロ16年目を迎えるが、若手選手に負けず、ドラゴンズの先発陣を牽引する期待がかかる
大野雄大選手の復活劇は、多くの野球ファンに感動を与えました。彼が数々の困難を乗り越え、再び素晴らしい成績を残していることは、他の選手たちにも希望を与えるでしょう。長いプロキャリアの中での成長と復活は、スポーツの醍醐味の一つであり、ファンにとっても嬉しいニュースです。
キーワード解説
- カムバック賞とは? 選手が怪我や不調から復活し、素晴らしい成績を収めた際に贈られる特別な賞のことを指します。
- クオリティスタート(QS)とは? 投手が6回以上を投げて自責点を3点以内に抑えた場合に、良好な投球として評価されることをいいます。
- 防御率とは? 投手が許した自責点の合計を投球回数で割ったもので、投手のパフォーマンスを示す重要な指標です。

