ソフトバンク、小久保監督が柳町を一塁起用へ 新たな改革が始動

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ソフトバンク、柳町の一塁挑戦を発表 小久保監督が選手起用に改革の手を入れる

2025年11月18日、福岡県内のゴルフ場で行われたソフトバンクの球団納会ゴルフにて、小久保裕紀監督(54)が柳町達外野手(28)を一塁で起用する計画を明かした

今年のリーグ3連覇を目指すにあたって、監督は「壊す」ことをテーマに掲げており、選手起用の概念を刷新する意向を示している

柳町は今季、最高出塁率を獲得するなどの成果を挙げたが、その新たな役割には前向きな姿勢を見せている

このアイデアは、監督が柳町と同組でラウンド中に提案したものである

監督は「柳田、周東、近藤の3人が外野を守る場合、どこで出るかという話がある

柳町は頭から行くタイプの選手だから、山川がDH(指名打者)の際に一塁での出場を考えている」と語った

小久保監督は、阪神との日本シリーズを4勝1敗で制した後に、来季に向けての“チーム解体”を宣言しており、「同じことをしていても勝てない

テーマは“一度壊す”

来年に向けて、かなり前から計画を進めている」と述べている

この改革の一環として、柳町の一塁挑戦は「1試合でも出場機会が広がる」という期待を込められている

柳町は監督との初めてのラウンド中にその提案を聞き、驚きを隠せない様子だったが、前向きに捉えていた

彼は「“内野をやったことがあるのか? 自主トレで内野の練習を入れたらどうか?”と言われて驚きましたが、いろんなポジションを試すことで幅が広がると思います」と答えた

プロ6年間で守備は外野に限られているが、柳町は2軍時代に一塁を守った経験があり、慶應義塾大学時代には三塁も守っていた

現在はファーストミットを持っていないものの、「外野用グラブでやるつもりです」と自信を見せた

今季は自己最多の131試合に出場し、交流戦MVPに輝くほか、最高出塁率(・384)のタイトルを獲得した

来季の打撃に対しても期待が寄せられている

柳町はオフには福岡県内で自主トレを行う予定で、「まずは打撃に取り組み、一塁でも練習してプラスにしていけたら」と力強く語った

また、小久保監督は2日連続のラウンドで笑顔を絶やさず、前日の「おもてなし会」では城島CBOと共にゴルフコンペを主催し、約150人のチームスタッフに感謝の意を示した

ソフトバンクの小久保監督が柳町を一塁起用するという大胆な改革を発表したことは、来季に向けた期待感を示すものと言えます。特に、今季の柳町の活躍を考えると、新たな役割に挑戦する姿勢はチームに刺激を与えるでしょう。監督の「壊す」のテーマがどのように実を結ぶのか、来季の展開が楽しみです。
キーワード解説

  • 最高出塁率とは? 最高出塁率は、野球において選手が出塁した率を表す指標で、一般的には出場した試合数に対する出塁数の割合を示します。出塁数には、ヒット、四球、死球などが含まれ、選手の攻撃力を評価する重要なデータとなります。
  • 指名打者(DH)とは? 指名打者制度は、野球のルールの一つで、投手の代わりに打撃専任の選手を起用する制度です。これにより、投手は打席に立つことなく、相手チームに対して強力な打撃陣を維持する効果があります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。