今井達也投手、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグ機構は18日(日本時間19日)、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す西武ライオンズの今井達也投手(27)が、全30球団に獲得選手として公示されたことを発表した

このポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍する際に、交渉権を獲得するための仕組みで、クラブ間で選手の獲得に関する合意を得るための制度である

交渉期間は45日間となり、米東部時間の19日午前8時(日本時間19日午後10時)から解禁される

選手獲得を希望する球団は、この期間中に交渉を行うことができ、最終的な交渉期限は来年1月2日午後5時(同3日午前7時)となっている

今井投手は栃木県の作新学院高等学校の3年生時に、2016年の夏の甲子園で優勝し、2017年のドラフトで西武に1位指名されて入団した

今シーズンまでの3年間で毎年10勝を記録しており、今季は防御率1.92を挙げるなど、成績は非常に優秀である

プロ9年間で通算159試合に登板し、58勝45敗、防御率3.15、907奪三振を記録している

大リーグ公式サイトでは「もう一人の日本のスター選手がメジャーに向かっている」と表現しており、関心を示している球団としてはサンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・メッツ、ボストン・レッドソックスの3チームが挙げられている

さらに、今オフには他にも同じくポスティングシステムを使ってのメジャー移籍を目指す日本人選手がいる

ヤクルトスワローズの村上宗隆内野手(25)や、巨人の岡本和真内野手(29)、西武の高橋光成投手(28)もそれぞれ申請手続きを経ている

今井達也投手のメジャー移籍の発表は、多くの日本のプロ野球ファンにとって注目のニュースである。昨今、日本人選手がメジャーリーグで活躍する例が増え、特に投手が注目される中、今井選手の実力がどのように評価されるかが楽しみだ。移籍を希望する選手が増える一方で、それに伴う競争も激化しており、今後の交渉の行方から目が離せない。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?
  • 防御率とは?
  • ドラフトとは?
  • 奪三振とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。