阪神・大山が甲子園に外野テラス設置を提案、契約更改も現状維持

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阪神タイガースの内野手・大山悠輔選手(30)が、18日に甲子園球場に外野テラス席の設置を球団に要望したことが明らかになった

これは、特に本塁打を打ちにくい球場環境を改善するための提案であり、大山選手の思いが込められている

契約交渉の場で、彼は昨シーズン結んだ5年契約の2年目となる来季も、現状維持の金額である3億4000万円でサインを行った

球場環境の改善を目指す大山選手

大山選手は、甲子園球場がピッチャー有利であることから野手にとって難しい環境であることに言及し、外野テラス設置の要望を行った

外野テラスとは、外野席がせり出した構造のことを指し、この位置にあることで本塁打を打つ可能性が高まる

大山選手は「球場の考えもあると思うし、難しいところだと思う

ピッチャーと野手のメリットデメリットもある」としながら、あくまでも一選手の意見として発信していく重要性を強調した

自身の成績と後輩への思い

今季、大山選手は141試合に出場し、打率2割6分4厘、13本塁打、75打点の成績を残した

特に得点圏打率ではチームトップを記録しており、3番の森下選手や4番の佐藤輝選手の後を受けて5番打者としての役割を果たした

大山選手は後輩たちのために、環境をより良くする責任を感じていると語る

協議の必要性と球団の見解

球団は大山選手の提案について慎重な姿勢を示しており、竹内球団副本部長は「甲子園球場の施設で、タイガースのものではないので、現在は話を承っただけ」とコメントした

球場内での改修には高野連との調整や投手と野手のバランスについての検討が必要である

過去の本塁打環境の変遷
甲子園球場は、91年までラッキーゾーンが設置されていたことでも知られ、これにより本塁打が増加していた

ラッキーゾーンの撤去後、本塁打数は減少しており、外野テラス設置が実現すれば再び本塁打が増える可能性がある

大山選手の提案は、甲子園球場におけるプレー環境の改善を目指すものであり、彼自身の成績や後輩への思いも反映されています。選手が自らの意見を球団に伝える姿勢は、チームの未来に向けた大切な一歩と言えるでしょう。
キーワード解説

  • 外野テラスとは?外野席がせり出した構造で、本塁打が打ちやすい環境を作るための席のことです。
  • 契約更改とは?選手と球団が新しい契約を結ぶことを指し、選手の年俸や契約内容が変更されることがあります。
  • 得点圏打率とは?出塁した選手が得点できる可能性の高いランナーがいる状況での打率を指し、得点を狙う能力を示します。

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