この試合は、青山学院大の中日ドラフト1位投手・中西聖輝による圧巻のピッチングが光り、立命館大は初優勝の夢を逃しました
関西勢としては7年ぶり、近畿大学以来28年ぶりの優勝を目指していただけに、その敗北は悔やまれる結果となりました
立命館大の先発は左腕の遠藤翔海(4年、京都共栄学園)でした
遠藤はゲームの序盤に四球を与えるも、4番・渡辺海(3年、智弁和歌山)を打ち取って初回は無失点に抑えました
2回には先頭打者に安打を許すも、後続を断ち、5回までの投球は2安打無失点という見事なものでした
しかし、立命館大の打線は中西の前に5回までノーヒットと沈黙
6回に入ると、遠藤は疲れの色を見せ始めました
1番・藤原夏暉(4年、大阪桐蔭)に安打を許し、続けて2番・大神浩郎(1年、福岡大大濠)にはセーフティーバントを決められ、2死二・三塁のピンチを迎えます
そして、後続の渡部が左中間スタンドへ3ラン本塁打を放ち、先制点を許しました
さらに、2番手の有馬伽久(3年、愛工大名電)は、7回から登板するも、先頭打者に四球を与えた後、自身の暴投からタイムリーを打たれ、スコアは0対4に
打線はその後も沈黙を続け、最終回まで打線は振るわず、結局2安打17三振という厳しい結果に終わりました
この試合の結果は、立命館大学にとって非常に残念なものでした。特に、中西聖輝投手の完璧なピッチングは見事で、彼の才能が光る瞬間を多くの野球ファンが目の当たりにしました。一方で、立命館大が僅かに1本のヒットを放つものの、連続三振や無安打の時間が続き、打線の奮起が求められた試合でもありました。
キーワード解説
- 明治神宮野球大会とは? これは日本の大学野球の重要な大会で、全国各地の大学が参加します。特にこの大会は優勝チームが名誉と伝統を手に入れることができるため、多くの大学が真剣に挑みます。
- 完封とは? 投手が相手チームに得点を許さないことを言います。完封勝利は非常に評価される成績であり、投手の力強さと安定感を示すものです。
- ドラフト1位とは? 日本のプロ野球において、チームが新人選手を獲得する際の選手選択制度で、最初に選ばれる選手がドラフト1位と呼ばれます。これは、その選手が特に優れた才能を持っていることを示します。

