中日・藤嶋健人投手、Aクラス争いの苦みと次なる挑戦へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
中日ドラゴンズの藤嶋健人投手が、自己最多の60試合に登板し、23ホールドを記録した今季の活躍を振り返った

しかし、その充実感の陰には、苦い思いが残っている

今シーズンは、選手会長としてチームを支える役割を果たし、球団に対して設備改善を働きかけるなど、重要な存在としての責任を全うした

選手会長としての役割

藤嶋はシーズン前から選手たちの声を適切に球団へ届け、新たに設けられた仮眠室や水風呂の温度管理、バット乾燥機など、多くの選手の要望が実現したことに感謝している

このような役割を果たせたことは、選手のコンディションを整える上でも大きな効果をもたらした

後悔の連敗

しかし、Aクラス争いの終盤に直面した藤嶋は、特に9月の連敗を悔やんでいる

「みんなにもっと声をかけることができたのではないか」と反省しながら語る彼は、昨年のDeNAが日本一をつかむために選手主導のミーティングを行ったことを思い出した

選手同士の結束を高めるための場を設けられなかったことが、今後の課題として残った

未来への意気込み

藤嶋は、心の中に残った後悔を糧に、次のシーズンに向けて気持ちを切り替えている

「気温が下がるほど心は熱くなる」と話し、春季キャンプでは初日からのブルペン入りを目指し、直球の質向上に取り組む意欲を見せている

藤嶋選手の今季の活躍は素晴らしいものでしたが、彼の抱える後悔も印象的です。特に選手会長としての役割の重みやAクラス争いの終盤での連敗から得た教訓が、次のシーズンにどう生かされるのかが楽しみです。自らの成長とともにチームをさらに引き上げる姿が期待されます。
キーワード解説

  • 選手会長とは?:チームの選手の中から選ばれる代表で、チーム内のコミュニケーションを円滑にし、声を球団に届ける役割を担う。
  • ホールドとは?:リリーフ投手が、チームが得点リードの状態で自らの登板終了時点まで試合を引き締め、その後の勝利に貢献することを示す指標である。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。