山崎康晃投手、低酸素トレーニングでクローザー返り咲きを目指す

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神奈川県・横浜市に所在する横浜スタジアムを本拠地とするプロ野球チーム、横浜DeNAベイスターズの山崎康晃投手(32)が、2025年1月21日に標高10メートルほどの地で、標高3000メートルに相当する低酸素トレーニングを実施した

このトレーニングは、プロボクシングの世界的選手である井上尚弥選手(31)のようなアスリートにも支持されている方法であり、彼の目的はクローザーへの返り咲きである

関東平野の中に身を置く山崎選手は、特別に設計された約68万円のマスク型呼吸器を装着し、酸素濃度を平地の約70%に設定した

トレーニング内容はサーキットトレーニングであり、高地での条件に自らを追い込む姿勢が彼の本気度を物語っていた

練習後には、呼吸器を外した瞬間に地面に倒れ込むほどの疲労感を感じ、「やばい」という言葉がこぼれた

山崎選手は自宅でも、標高4000メートル以上の酸素濃度に設定して約1時間のランニングを行い、競泳日本代表を含むオリンピック選手が実施するトレーニング法を取り入れている

彼は「シーズン後半の方がよっぽど辛い」とし、シーズンへの意気込みを語った

昨季は、プロ入り以来最も少ない38試合に登板し、成績は3勝5敗4セーブ11ホールド、防御率3.35であった

通算250セーブまで残り19セーブと迫った山崎選手は、「9回の厳しさを誰よりも理解している

自分自身、その厳しさを生きがいにしてきた」と自負を持って発言した

今季、250セーブが期待されるのは、平野佳寿選手(オリックス・バファローズ)249セーブ、益田直也選手(千葉ロッテマリーンズ)243セーブ、そして山崎康晃選手の231セーブの3人であり、各選手が前年に挙げたセーブ数は平野7、益田25、山崎4となっている

この記事では、山崎康晃投手の低酸素トレーニングへの取り組みが紹介されています。彼の熱意と努力が伺え、その結果が今シーズンにどのように反映されるのかが期待されます。コストのかかるトレーニング方法ですが、実際にその成果が出るかどうか注目です。
キーワード解説

  • 低酸素トレーニングとは?身体に酸素が少ない状態で運動を行うトレーニング方法で、パフォーマンス向上が期待される。
  • サーキットトレーニングとは?複数の運動を短い休憩を挟んで行うトレーニング形式で、心肺機能を高める効果がある。
  • クローザーとは?野球において試合の終盤に登板し、最終的なアウトを取得する役割を担う投手のこと。
  • 防御率とは?投手が与えた失点の割合を示す指標で、数値が低いほど投手の成績が良いことを示す。
  • セーブとは?試合中、勝利チームの投手が自らの投球によりチームが勝利を収めた場合に記録される成績の一つ。

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