阪神掛布雅之OB会長が提案する「球音を楽しむ試合」のアイデアとは

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阪神タイガースの掛布雅之OB会長(69歳)が、2025年1月21日に大阪市内で開催された甲子園歴史館の運営会議に出席し、球団創設90周年を盛り上げるためのユニークなアイデアを提案しました

その内容は「球音を楽しむ試合」というもので、観客が球場での打球音を聞きながら試合を楽しむというものです

球音を楽しむ試合とは

掛布OB会長がこのアイデアを思いついた背景には、過去に巨人の監督であった長嶋茂雄が指揮していた2000年6月14日に行われた日、横浜ベイスターズとの試合があります

この試合では鳴り物を一切使用せず、観客がより球の音や選手の声を楽しめる環境を意図的に作り出しました

掛布OB会長は「コロナ渦中の無観客試合とは違い、4万人以上の観客が共に球音を楽しむことができれば良い」と語り、若い世代にも選手たちの打球音を届けたいという願いを示しました

球団社長の前向きな姿勢

この提案に対して、阪神タイガースの粟井一夫球団社長は「今年実現できるかは分からないが、掛布先生からいただいたアイデアはぜひ活かしたい」と前向きに考えを示しました

加えて、応援スタイルの課題解決についても「ファンに喜んでもらえる形で進めていきたい」と述べています

まさにファンの声に耳を傾ける姿勢が見られました

陣中見舞いでの動き

また、掛布OB会長は2月6日に予定されている陣中見舞いのため、2軍の平田監督とも連携し、選手たちを激励する計画を語りました

掛布OB会長は、若手選手たちの成長に寄与するために、積極的にサポートしていく意欲を示しています

新しい展示の検討
運営会議では、掛布氏がかつて住んでいた虎風荘の406号室が話題になりました

その部屋には、長嶋茂雄氏のポスターが掲げられていたことを長島三奈さんが驚きと共に知り、父である長嶋氏に伝える意向を示しました

また、この部屋を訪れたイラストレーター成瀬國晴さんによるスケッチの展示も検討されることになりました

阪神タイガースの未来とファンとの繋がりを深めるこのような取り組みに、ファンの目が集まることでしょう

掛布OB会長の提案する「球音を楽しむ試合」は、観客が試合中に選手たちのリアルなプレーを楽しめる新しい試みです。多くのファンの期待も込められたこのアイデアが実現することで、観戦スタイルが一変し、球場での体験がより充実することが期待されます。一方で、社長の言葉からはファンのニーズに応える姿勢も感じられ、今後の球団の取り組みに注目です。
キーワード解説

  • 球音とは?打撃や投球の際にボールが bat や glove に当たる音のことを指します。
  • OB会長とは?野球チームや団体の中で、現役を引退した選手の中から選ばれる役職で、チームの活動を支える役目があります。
  • 陣中見舞いとは?選手たちが試合に臨む際に、激励や応援の意味を込めて訪れることを指します。

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