2025年のシーズンに向け、その目標は特に意義深い
これまでのプロ野球界において、通算セーブ数で歴代最多407セーブを誇る岩瀬仁紀氏が野球殿堂入りを果たしたことが、山崎にとっての刺激となっている
彼は「自分もその場所にたどり着かないと」と、強い決意を新たにした
昨季の成績を受けての見直し
昨シーズンはわずか4セーブという結果に終わり、3勝5敗、11ホールドという成績もふまえ、その役割が守護神から中継ぎへと変わる可能性が高い「森原につなぐ中継ぎからスタートすることが濃厚」としつつも、彼の中には再び守護神としての活躍を誓う熱意が息づいている
トレーニングへの取り組み
山崎は体重を昨秋に比べて7キロ減少させ、持久力を高めるために3年前から「低酸素トレーニング」という方法を取り入れているこのトレーニングは、酸素濃度が低い環境で行うことで、身体が以前よりも多くの酸素を取り込みやすくなる効果がある
新たなピッチングスタイルの模索
また、彼は直球とツーシームに加え、新たにカーブを習得することに取り組んでいる「ツーサイドピッチから、餌まきじゃないけど、相手をくらます一球に」と話す山崎は、打者を攻略するための新たな武器を増やすべく努力している
チームメイトとの連携
トレーニングの合間には、高級焼き肉店「叙々苑」の弁当を報道陣に差し入れするなど、チームメイトとの連携も重視している彼の自主トレ「チーム山崎」のスローガン「俺たちは止まらない」は、仲間との絆を大切にする意志を示すものである
ポジティブな気持ちで春季キャンプを迎えられるよう準備を進める山崎投手
今季の活躍に期待が寄せられる
山崎選手の自主トレーニングに対する姿勢は、今後のシーズンに向けての大きな手応えを感じさせる。彼の個人的な成績のみならず、チーム全体の士気を高める取り組みも見逃せない。貴重なセーブ数の獲得に向けた彼の成長とチームの結束が期待される。
キーワード解説
- セーブとは?:セーブは、投手が試合の終盤に登板し、リードを守りながら試合を締めくくることで与えられる特別な記録。
- 中継ぎとは?:中継ぎ投手は、先発投手の後に出て試合をつなぐ役割を担う投手で、リリーフ投手とも呼ばれる。
- 低酸素トレーニングとは?:通常の酸素濃度よりも低い環境で行うトレーニング方法で、持久力の向上やパフォーマンス向上を目指す。

