巨人の岡本和真と西武の高橋光成、メジャー移籍を目指す選手として契約可能に

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米大リーグ機構(MLB)は2025年11月20日(日本時間21日)、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグへの移籍を希望する選手として、読売ジャイアンツの岡本和真内野手と埼玉西武ライオンズの高橋光成投手を全30球団に通知した

このポスティングシステムとは、海外のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍する際に適用される制度で、所属チームが選手に対して一定の解放料を設定し、これを支払ったメジャー球団と契約交渉ができる仕組みである

岡本選手は交渉期間中の45日間において、米国東部時間の21日午前8時(日本時間同日午後10時)から来年1月4日午後5時(同5日午前7時)までメジャー球団との交渉が行える

岡本は智辯学園から2014年のドラフト1位で巨人に入団し、NPB(日本プロ野球)での通算成績は1074試合、打率.277、248本塁打、717打点、OPS(出塁率+長打率).882と素晴らしい成績を残している

これまでに本塁打王を3回、打点王を2回、さらに守備の評価が高い選手に与えられるゴールデングローブ賞を3回獲得している

今季は5月に左肘を負傷し長期離脱を余儀なくされたが、わずか69試合で打率.327、15本塁打、49打点、OPS1.014という好成績を残している

今オフのフリーエージェント市場では、同じ内野手の村上宗隆やブレグマン、さらにはナ・リーグ二冠に輝いたシュワバーやタッカーなどのスラッガーとともに、岡本選手の動向が大きく注目されている

一方、高橋選手もポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す

前橋育英から2014年のドラフト1位で西武に入団した彼は、スリークオーターから繰り出す最速157キロの直球に加え、スライダーやスプリットなどの変化球を武器にしている

NPBでの通算成績は196試合に登板し、73勝77敗、防御率3.39という実績を残している

昨季は防御率3点台ながらも0勝11敗という厳しい結果となったが、今季は8勝9敗、防御率3.03と安定した成績を収めた

今回の岡本選手と高橋選手のメジャー移籍の動きは、日本人選手の国際的な評価が高まっていることを示しています。両者がどのようなチームと契約するか、今後の展開に注目したいところです。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?:海外でプレーしている選手がメジャーリーグに移籍する際に、自分の所属チームが解放料を設定し、それを支払った球団と契約交渉ができる制度です。
  • OPSとは?:出塁率と長打率を足し合わせた数値で、打者の攻撃力を示す指標の一つです。
  • ゴールデングローブ賞とは?:守備力が優れた選手に贈られる賞で、メジャーリーグとNPBの両方で存在します。

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