ロッテ本拠地のスタジアム、新築移転でドーム化の可能性を再検討

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ロッテ本拠地の新スタジアム、ドーム化再検討へ

千葉市は20日、ロッテの本拠地であるZOZOマリンスタジアムの新築移転計画について、ドーム化の可能性を再検討する意向を示した

この発表は、神谷俊一市長(52)が定例記者会見で行ったもので、球団側からの要望や市民の意見を受けての決定である

これまで、ロッテの新球場移転計画は屋外型として進められていたが、ドーム化を求める声が増えたことから、方針の見直しが必要との判断に至った

公式発表によると、来年3月ごろには最終的な決定が行われ、開業年は2034年を予定している

ドーム化の背景と市民の声

球団側がドーム型を希望する理由には、暑さ対策や天候への配慮がある

また、意見公募ではドーム化を支持する意見が多数寄せられており、市長宛ての手紙にも市民からの要望が届いていたという

これに対し、神谷市長は「市民の声を無視することはできない」と発言し、ドーム化を再考することとなった

コストと財源の課題

新スタジアムの建設にはコスト面が大きな課題である

市が今年2月に実施した試算によると、屋外型の場合の建設費は約600億円であるのに対し、ドーム型は1000億円を超える見込みであり、400億円以上の追加投資が必要とされている

神谷市長はこの財源について、市民球場整備費用は市が負担するものの、プロ野球興行に伴う費用は民間資金で賄うべきだと強調している

ロッテの将来計画
ロッテの高坂俊介球団社長は、屋外型が選ばれた場合でも数百億円規模の投資を検討していると述べ、全体のスタジアム設計には多くの課題が存在すると認識している

しかし、ファンや選手にとって魅力的な施設を作るために、ドーム化を再検討する必要があると訴えた

現在のZOZOマリンスタジアムは1990年完成の屋外型で、「強風」が特徴的だったが、選手からはドーム型の要望も出ている

来年1月には屋外型とドーム型の比較を行い、最終決定をする予定だ

今回のロッテ球団の新スタジアム計画において、ドーム化の再検討が行われることは、多くのファンや選手の声が反映された結果であると思います。球場の特性が試合に与える影響は大きいので、天候に左右されないドーム型は多くの利点があります。一方で、コスト面は大きな課題となるため、今後の議論が注目されます。市民と球団が共に意見を交わすことで、より良いスタジアムが実現することを期待しています。
キーワード解説

  • ドーム型とは?屋根付きのスタジアムで、天候に左右されず試合を行うことができる。暑さや風の影響を受けにくく、観客や選手が快適に楽しむことができる利点がある。
  • 屋外型とは?屋根がないスタジアムのことで、自然の気候の影響を受ける。風や雨が試合に影響を与える可能性があり、場合によっては中止になることもある。
  • 命名権料とは?スタジアムなどの施設に企業名を付ける権利のこと。通常、企業はその権利を得るために費用を支払い、その名前を使って広告効果を狙う。

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