広島・林晃汰内野手、新たな打撃スタイルで復活を目指す

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広島東洋カープの内野手、林晃汰(25)が、秋季キャンプの紅白戦で逆襲の兆しを見せた

20日、紅組の「6番・左翼」で先発し、引っ張りをテーマにした打撃を実践

具体的には、右翼線への二塁打と右前打を放ち、その力強い打球で存在感をアピールした

林はこれまで「左の大砲候補」として期待されつつも、1軍出場数が22試合にとどまり、打率はわずか・188に終わっていた

特に危機感を感じているという林は、2桁本塁打を放った21年のシーズンに近いコンパクトなスイングに取り組んでいる

紅白戦のパフォーマンス

彼は紅白戦でのプレーを振り返り、「この秋は走者を進めるのに引っ張るのがチームのテーマ」と語り、特に左腕・高橋昂也からの打席では粘り強さを見せた

4回には内寄りの直球を右翼線に運び、6回には8球をファウルしながらも高めの直球を右前打にした

打撃スタイルの変化

林は自身の打撃に新たな方向性を見出している

過去7年間の経験から、「大振りして飛ばすのは自己満足」とし、今季はよりバランスのとれたスイングを重視している

彼は特に、コンパクトなスイングに注力し、マシン打撃を通じて精度を高めている

プロ選手としての覚悟

新井監督が「限られたところで良いものを見せないと、チャンスは若い選手に移っていく」と述べた通り、プロとしての意識を持つ林

本人も「危機感はずっとある」と認識し、「少ないチャンスをものにできるようにしっかり準備したい」と抱負を語った

来季への期待
林は21年のシーズンに10本の本塁打を放った実績を持っているが、今シーズンはそれを上回る成績を目指している

体も強化し、無駄を削ぎ落としたスイングでの活躍が期待される

広島の林選手の取り組みには、プロ選手としての意識と向上心が感じられます。自身の課題に正面から取り組み、打撃スタイルを見直す姿勢は素晴らしく、来季の球場での活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • 内野手とは?:野球において内野手は、捕手、投手以外の選手で、内野の守備を担当します。主にショート、セカンド、サード、ファーストの位置でプレーします。
  • 引っ張りとは?:引っ張りは、打者が打ったボールをフィールドの左側または右側に運ぶ戦術のことです。打者が好む方向に強打を繰り出すことが求められます。
  • コンパクトなスイングとは?:コンパクトなスイングは、打者がボールを的確に捉えるために、体の動きを最小限に抑えた、短くて力強いスイングのことを指します。

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