カープドラフトの裏話:玉山健太の運命を決めた秘話とは

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現在はスコアラーとしてチームを支える玉山健太選手

彼のカープ入団に関するエピソードを、故・備前喜夫氏の言葉で振り返る

玉山は2003年に入団し、翌年には初の一軍昇格を果たし、プロ初勝利をマークしたものの、故障に苦しみわずか3年で現役を引退

その後はスコアラーとして広島東洋カープに貢献している

今回の記事では、玉山獲得に至るまでの物語をお届けする

ドラフト時の経緯

カープは1999年から2001年まで、山梨学院大学付属高から投手を3年連続で指名した

これは非常に稀なケースであり、その中の一人が2000年のドラフト3位で入団した玉山健太だ

高校1年生からベンチ入りし、3年生時には背番号1を背負いエース兼4番として、甲子園にチームを導いた経歴を持つ

玉山のストレート

玉山の持ち味は何と言ってもストレートであり、最速146キロを計測する威力ある球である

しかし、コントロールには改善の余地があり、スライダーとのコンビネーションで非常に高い奪三振率を誇った夏の甲子園予選では、防御率0.58という素晴らしい成績を残している

内野手としての可能性

当時のスカウトである渡辺氏は、玉山の野手としての能力にも注目し、内野手としての可能性を評価していた

実際に、彼が見せたバッティング技術は素晴らしく、打率4割以上の数字を記録したこともある

そのため、スカウトたちは野手転向も視野に入れていた

強い精神力
玉山自身は投手としての道を強く希望しており、スカウトたちも彼の意志を尊重する形で投手として指名した

また、彼は精神力も非常に強い選手であるという印象が残っている

玉山健太選手のドラフトからの軌跡は、プロ野球における選手選考の多様性を示しています。投手としての才能を持ちながらも、内野手としての可能性が評価されている点が興味深いです。また、彼の強い意志と精神力は、今後の選手にとっても励みになるでしょう。
キーワード解説

  • ドラフトとは?:プロ野球選手をチームが選ぶための制度で、選手の権利を保護するために存在しています。
  • エースとは?:チームの中で最も優れた投手を指し、特に重要な試合で投げることが多い選手のことです。
  • スコアラーとは?:試合や練習における選手の成績を記録し、データ分析を行う役割を持つ人を指します。

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