長嶋さんは、1958年から1974年までの現役生活を経て、巨人軍の監督を務め、プロ野球界に多大な影響を与えた伝説的存在です
今会では、多くの巨人OBやファンが集まり、長嶋さんの功績を称えました
その中で、元選手で現在は評論家として活動している高橋由伸氏(50)は、監督就任時の秘話を明かしました
彼は2015年に選手を引退し、翌年に巨人の監督に就任した経歴を持ちます
電話で長嶋さんに監督就任を報告した際、長嶋さんは「僕自身もどうしていいか分からないですし、まだまだ若いので」と話した後、「おまえは何歳だ?」と尋ね、由伸氏の年齢を聞き出しました
由伸氏が「来年41歳になります」と答えると、長嶋さんは「俺はもう1歳若くしてやっているから大丈夫だ」と励ましてくれたそうです
選手時代には4年間、長嶋さんの下でプレーしていた由伸氏ですが、監督になってからは会話が増えたと述懐しました
「監督がドームに来て話すのもいい思い出です
選手の時はあまり怒られたことがなかったですが、監督時は負けているという現実によく怒られた思い出があります」と柔和な表情で振り返ります
長嶋さんの死去から約半年が経過しましたが、由伸氏は「やっぱり心の中にはいる感じもしています」と深い思いを語ります
彼は「どう見られている、どう見せるのか
勝ち負けを超えたところにもプロ野球選手としての使命があると学びました」と、長嶋さんから受けた教えを胸に刻んでいます
「監督の思いを受け継ぎ、野球界に、スポーツ界に貢献していきたいです」と、由伸氏は力強く誓いました
そして、会場で長嶋さんの明るい人柄を思い出しながら献花台に花を手向けました
高橋由伸氏による長嶋茂雄さんへの思いは、彼自身の監督業への自信を深めたもので、プロ野球界における長嶋さんの影響力を改めて実感させるものでした。由伸氏が受けた教えは、今後の活動にも繋がる重要なものであり、彼の誓いがどのような形で実を結ぶのかが楽しみです。
キーワード解説
- プロ野球とは?:日本独自の野球リーグで、12チームが所属し、春と秋の2シーズンで戦います。
- 監督とは?:チームの指導者で、選手たちを指揮し、試合の戦略や方針を決める役割を担います。
- 伝説とは?:人々に特別な印象を与え、語り継がれるようなすばらしい功績や業績のことを指します。

