中日ドラゴンズ、育成ドラフトで三上愛介選手を指名

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今秋のドラフト会議において、中日ドラゴンズが愛媛マンダリンパイレーツの三上愛介外野手を育成3位で指名した

三上選手は、松山市内のホテルで行われた指名あいさつ及び契約交渉に赴き、支度金300万円、年俸300万円(ともに推定)で仮契約を結んだ

ドラゴンズのスカウトである野本圭氏は、「彼は済美高校時代から注目していた選手で、昨年から今年にかけて大きく成長してくれた

特に肩と脚力、そして元気があるのが彼の魅力だ」と、三上選手を選んだ理由を説明した

また、愛媛マンダリンパイレーツの弓岡敬二郎監督も「彼はチームを前半から引っ張ってくれた」とその功績を称賛した

中日ドラゴンズについて三上選手は、「すごく伝統のある球団というイメージで、多くのレジェンドやスター選手が輩出されています

地元に愛され続ける球団です」と語り、自身の印象を述べた

続いて「脚を使った守備・走塁、そして肩の強さを生かしていきたい」と自らの強みをアピール

さらに、「岡林勇希選手(菰野)のように、タイトル争いに参加できるよう頑張りたい」と、目標を持って日々努力していく意向を示した

今季、三上選手は四国アイランドリーグplusで244打数72安打28打点、打率.295を記録し、リーグ2位の43盗塁を達成

チームの日本一に大きく貢献したことも評価されている

ドラフト直前に出場した宮崎フェニックスリーグでは、独立リーグ選抜の一員として中日ドラゴンズと対戦

井上監督から「肩と脚に自信があります」と堂々と応答する姿勢を見せた

同リーグの成績は20打数6安打2打点1盗塁であり、内容的には「打てたけれども、質の高い打球が少なかった」と冷静な自己分析を行い、NPBの投手が持つコントロールの質の違いに挑戦する意欲も見せた

「中日ドラゴンズの秋季高知キャンプの映像を見て、厳しい練習を行っているのを見てもっと鍛えていかないといけない」と語り、キャンプで存在感を示すことを誓った三上選手

彼は「声を出し、常にアグレッシブにプレーしたい」と、NPBの舞台での活躍を目指す

父は1990年のセンバツで準優勝した「ミラクル新田」の一員であり、松山ボーイズや済美高校で主将を務めた

愛媛MPでの3年間では「調子が悪くてもあきらめず、悔しさを糧にすることを学んだ」と話す三上選手

彼は「4年連続で愛媛マンダリンパイレーツからドラフト指名を受けているNPB選手の中で最初に一軍で活躍する」ことを強く願っている

21歳の彼は、バンテリンドームでファンから愛される選手になるべく歩み始めた

三上愛介選手の中日ドラゴンズへの加入は、若手選手に新たな機会を提供する意義深いものです。アグレッシブなプレースタイルと明確な目標を持ち、将来のスター選手となる可能性があります。育成選手として成長する機会を与えられる中日ドラゴンズの育成方針が期待されます。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは?プロ野球が選手を育成するための制度で、特に将来性のある選手を獲得するために設けられています。
  • ノーアウトとは?野球における試合の進行状況で、攻撃側のチームに得点を上げるチャンスが多い状態を指します。
  • 独立リーグとは?プロ野球の下部リーグであり、プロ選手を目指す若い選手たちがプレーするリーグのことです。

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