阪神が育成ドラフト1位指名の神宮僚介と仮契約を締結

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阪神タイガースは、育成ドラフト1位で指名した東農大北海道オホーツクの神宮僚介投手(22歳)との仮契約を結び、支度金300万円、年俸300万円で合意に至った

契約は群馬県高崎市内のホテルで行われ、神宮投手は「早くから支配下登録された先輩がいるのは、すごく目標になります」と語った

神宮投手は、昨年の育成ドラフト1位指名を受けた工藤選手に続く開幕前の支配下登録を目指している

彼は右サイドから140キロ台前半の直球を投げるが、特に得意とするのが「ツーシーム」と呼ばれる球種だ

このツーシームは右打者に対して食い込む特性を持ち、リリースポイントの高低によって、右打者の足元に沈む軌道へと変化する

神宮選手の変則的な投球スタイルは、葛西稔スカウトからも高く評価されており、彼は「軌道が良い

低めに投げるとシンカーのように落ちる」とその投球を称賛した

この特異な球種は大学名に由来しており、通称「オホーツクツーシーム」として打者を脅かす武器となることを期待されている

これから春季キャンプが始まるが、神宮選手にとってはこの時期のパフォーマンスが特に重要だ

キャンプ中に対戦する機会があれば、森下選手や大山選手といった阪神の右の主力を封じ込め、自信を深めていきたいとの意気込みを示した

神宮僚介選手は、2003年5月27日に群馬県で生まれ、幼少期から野球に親しみ、桐生第一高校では甲子園には出場できなかったが、東農大北海道オホーツクで2014年秋に開催された北海道学生野球で最高殊勲選手に選ばれた

身長178cm、体重81kgの右投げ右打ちで、最速148キロの直球、ツーシーム、スライダー、カットボール、フォークと多彩な球種を持つ

今回の仮契約の発表は、育成選手としての期待が高まる神宮僚介選手にとって、大きな一歩となります。彼の技術や特徴が阪神タイガースにどのように貢献するのか、今後の動向が楽しみです。また、支配下登録を目指す姿勢は、多くの若手選手にも良い刺激となるでしょう。
キーワード解説

  • ツーシームとは?打者に対して内側に食い込むように落ちる変化球で、特に右打者に対して効果的です。
  • サイドスローとは?腕を横に振り下ろして投げる投球フォームで、独特の軌道を持つため、打者を翻弄することができる投げ方です。

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