広島・床田投手が変化球の多様化を目指す「変幻自在計画」を発表

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
広島東洋カープの床田寛樹投手(30)が、22日に東広島市内で行われたバッテリー会ゴルフイベントに参加後、今オフのテーマとして「変幻自在計画」を掲げた

床田投手は、今季における投球の課題を明確にし、変化球を効果的に使うことで投球のバランスを向上させたいと語った

変化球の多様化

床田投手によると、今季は宝刀であるツーシームに頼り過ぎないよう、特に変化球の投球割合を良くすることが目標だという

ツーシームとは、バッターの打撃を打ち取るために、左右に揺れながら直進する特性をもった速球で、多くの場合は右打者の内角を攻める球種として利用される

新たな武器、チェンジアップ

また、今季から使用を開始したチェンジアップは、ツーシームと非常に似た軌道を持ちながら約10キロ遅い球速で投げられる

この球種はカウントを取りやすくし、決め球としても効果的に使える可能性が高いと床田選手は語っている

ナックルカーブの精度向上

床田投手は、シーズン中に試したナックルカーブの精度を高める方針も示した

ナックルカーブは、通常のカーブよりも球の回転を減少させることで、バッターを混乱させる効果がある球種で、今後の投球戦略に大いに寄与することが期待されている

来季への意欲
床田投手は、シーズンの成績が9勝12敗と振るわなかったことに言及し、「今のままでは、来年には通用しなくなる

取り組みを変えていく必要がある」と決意を新たにしている

また、相手バッターに的を絞られない投球スタイルを構築するために、武器を増やし続ける必要性を強調した

床田投手が「変幻自在計画」を発表し、投球スタイルの多様化に挑戦する意欲を示したことは、成績を改善するための具体的な行動を取る姿勢として評価できます。特に、変化球の割合を増やすことは、投手としての成長に繋がる重要な要素です。
キーワード解説

  • ツーシームとは?バッターに対してまっすぐ飛ぶ球の中で、少し横に揺れる特性を持つ投球のことで、非常に効果的な速球とされています。
  • チェンジアップとは?速球のように見せかけながら球速を遅くし、バッターを惑わせるための変化球の一つです。
  • ナックルカーブとは?通常のカーブよりも回転を減らした、より不規則な軌道を持つ変化球で、打者から見ると予測しづらい球となります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。