来年3月に予定されているワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では、チャイニーズ・タイペイ代表が世界の強豪と対戦する
今年2月に行われたWBC予選に参加し、台湾プロ野球（CPBL）で首位打者を獲得した台鋼ホークスの呉念庭内野手が、台湾野球の進化とWBC代表チームの注目選手について語った
台湾野球ブームのきっかけ
呉内野手は、「プレミア12での優勝を契機に、台湾全体で野球人気が急上昇した」と述べた「観客が増え、少年野球を始める子どもたちも増加しています
球団のファンサービス向上も影響しているでしょう」と続けた
本大会の素晴らしいパフォーマンスは、スタジアムの熱気を日々感じさせるとのことだ
技術向上の要因
呉内野手は、西武で8シーズンもプレーし、日本の野球文化を熟知しているその経験をもとに、台湾の野球レベルが向上した理由について探った
「外国人投手がレベルの高い選手たちを呼び込むことで、野手たちの対応力が向上しています
また、日本人コーチが増え、守備や走塁の意識も変わってきました」と指摘した
注目選手の紹介
呉内野手は、来年のWBCで対戦が期待される日本の侍ジャパンに対し、注目すべき2人の選手を紹介した1人目は、楽天モンキーズの林立（リン・リー）内野手
これまでに3度の首位打者に輝き、昨年は盗塁王およびMVPに選ばれた選手である
2人目は、今季自身と首位打者争いを繰り広げた左の強打者、林安可（リン・アンクウ）外野手だ
林立選手の評価
呉内野手は林立選手を「台湾リーグで最高の打者」と称賛し、「打率が高く、盗塁もこなせる全能型打者」と評した彼の安定性はさらに増し、常に高いパフォーマンスを維持している
林安可選手の特徴
林安可選手について呉内野手は、「パワーと選球眼が優れており、四球を選ぶ能力も高い彼は台湾だけでなく、国外でも通用する打者だと思います」と期待を寄せた
台湾の未来への展望
プレミア12王者として迎える来年のWBC、台湾は確実に強敵となるだろう選手たちの技術向上と野球人気の高まりは、今後の野球界において大きな影響を与えることが予想される
台湾野球が急成長を遂げている中、呉念庭選手の発言はその証明と言える。WBCを控え、台湾チームは強力な選手たちを擁しており、国際舞台での活躍が期待されている。特に、林立選手と林安可選手は台湾の未来を担う存在であり、彼らのパフォーマンスが注目されるだろう。
キーワード解説
- プレミア12とは？：野球の国際大会で、各国の代表チームが競い合う。台湾が優勝したことにより、国内の野球人気が高まった。
- 首位打者とは？：シーズン中で一番多くのヒットを打った選手に与えられるタイトルで、打撃力が非常に高いことを示す。
- 盗塁王とは？：シーズン中で最も多くの盗塁を決めた選手に与えられる称号で、俊敏性と判断力が求められる。
