佐藤選手は2023年から小児がん患者支援団体へ公式戦1本塁打につき10万円を寄付する活動を行っており、今年は40本の本塁打を打ち、本塁打王に輝いたことから、累計400万円を寄付することになる
この3年間のトータルは800万円に達する見込みだ
彼は、受賞式には27日に開催される球団の納会で表彰される予定であり、賞金として100万円と活動資金として100万円が贈呈される
佐藤選手が寄付を行っているのは、公益財団法人「ゴールドリボン・ネットワーク」(東京都豊島区)で、小児がん患者の支援に注力している団体である
昨年11月には、この活動に対して感謝状を受け取った佐藤選手は、「僕自身もたくさんの方々の支えがあって野球ができている
その気持ちを何かしらの形で返していけたらという思いで寄付活動をさせてもらっています
」と語った
今後も成績に応じて寄付活動を続ける意向を示している
また、佐藤選手は小児がん支援活動の啓発として、今年9月6日には甲子園球場でのファーストピッチセレモニーに、がんを患う少年2人を招待した
彼は投球後に少年たちを迎え入れ、「がんばってね」と励まし、サインボールをプレゼントするなど、温かい対応を見せた
さらに、地元の西宮では自身の後援会と共に少年野球教室を毎年行い、地域の野球を広める活動にも取り組んでいる
若林忠志賞の歴史
若林忠志賞は、阪神タイガースが選手の社会貢献活動を表彰するために設立したもので、過去の受賞者には多くの選手が名を連ねている以下はその一部:
| 年度 | 選手名 | 内容 |
|---|---|---|
| 2011 | 桧山進次郎 | 震災遺児施設の訪問など |
| 2012 | 藤川球児 | 骨髄バンク支援活動 |
| 2021 | 岩貞祐太 | 熊本地震の義援金寄付など |
| 2022 | 原口文仁 | 小児がん医療施設訪問 |
| 2023 | 近本光司 | 野球教室の開催 |
キーワード解説
- 若林忠志賞とは? 野球選手が社会貢献活動を評価されるための賞で、阪神タイガースが制定しました。
- 小児がんとは? 子どもがかかるがんの一つで、早期の発見や適切な治療が重要とされています。
- 寄付活動とは? お金や物資を特定の団体や支援を必要とする人々に提供する行為のことです。

