巨人の甲斐拓也捕手が契約更改、来季正捕手争いに意欲

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巨人の甲斐拓也捕手(33)が27日に都内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の3億円でサインした

金額は推定であり、甲斐選手は昨オフに国内FA権を行使し巨人に移籍

その初年度となる今季は、開幕捕手としてチームに貢献し、3月と4月の月間打率は3割超の3割1分6厘を記録するなど、存在感を示した

しかし、シーズンの途中でアクシデントが発生

8月23日のDeNA戦(東京ドーム)において守備中に右手中指を骨折し、以降は故障班に入ることとなり、シーズン中の復帰は叶わなかった

その結果、最終的には打率2割6分、4本塁打、20打点という成績に終わった

守備力が求められる捕手として、選手生命に影響を及ぼす怪我は厳しい試練といえる

クライマックスシリーズ(CS)出場が叶わなかったことについて、甲斐選手は「この一年間は今まで経験したことのないもので、もちろん大変な部分もあったが、僕の野球人生にとって絶対に無駄にならない一年だった」と前を向く姿勢を示した

来季に向けて、巨人の正捕手争いはさらに厳しくなる見通しだ

今年度スタメンマスクを多く被った岸田や大城卓、またベテランの小林、さらには自主トレを共に行っている山瀬ら5人がレギュラーの座を巡って争う中、甲斐選手は自らの立場を理解した上で「勝たないといけないチーム」という巨人にやってきた理由を力強く語った

結果的にセ・リーグ3位という成績には納得がいかないとし、来季に向けて「当然やるしかない」と意気込みを語った

今回の契約更改に関するニュースは、甲斐選手にとって厳しい一年を経ての前向きな姿勢が光っています。彼の経験と意欲は、来季の巨人において重要な戦力となる可能性が大いにあり、正捕手争いがどのように展開されるのか注目されます。
キーワード解説

  • 国内FA権とは?:自由契約選手が他チームと契約するための権利。選手が現チームとの契約を解除し、新しいチームに移籍する際に必要です。
  • クライマックスシリーズ(CS)とは?:日本プロ野球のポストシーズンのプレーオフを指し、リーグチャンピオンを決定するための試合です。

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