日本ハムからFA…オレンジネクタイで入団会見
巨人球団は11月27日、北海道日本ハムファイターズから国内フリーエージェント（FA）権を行使して新たに加入した外野手松本剛選手の入団会見を東京のホテルにて開催しました松本選手は、自身の背番号として「9」を選び、鮮やかなオレンジのネクタイを身に着けて登場
「来季からジャイアンツでプレーすることになりました松本剛です
よろしくお願いします」と初めての挨拶を行いました
松本選手は2011年のドラフト2位で日本ハムに入団し、2022年には打率.347で首位打者の称号を獲得しました
また、2022年と2024年にはそれぞれ20盗塁以上を記録し、守備面でも高い評価を得ています
しかし、今季は若手選手の台頭により出場機会が減少し、66試合出場で打率.188と振るわない結果となりました
それでも松本選手は、今後の走攻守における活躍が期待されています
会見の中で、松本選手は「すごく悩んだ部分もあった」と心中を語り、「悔しいシーズンが続く中で、一番最初に声をかけてもらった
もう1度、鍛え直してチャレンジしたい気持ちが強かった」と力強い意志を示しました
自身にとって初めてのセ・リーグでのプレーに対して「野球が違う
交流戦だけではなく、もっと深く知りたい」と意気込みを述べ、レギュラーをつかむための挑戦に前向きな姿勢を見せました
会見には水野雄仁編成本部長も同席し、「来年は外野の一角として活躍してくれることを期待しています」と松本選手への期待を寄せました
背番号「9」は過去に清水隆行氏や亀井善行氏、村田真一氏が背負った番号であり、松本選手は「すごく嬉しいです
ジャイアンツファンで育ったので、この番号を背負ってレギュラーとして引っ張っていきたい」と決意を新たにしました
また、松本選手はチームメートである坂本勇人選手と一度食事を共にしたことがあり、FA加入後に連絡を交わした際には温かい言葉をかけてもらったと語り、「嬉しかったです」と感謝の気持ちを述べました
さらに、球団は今オフの外野手の補強に注力しており、松本選手はFA補強としては昨年のソフトバンク・甲斐拓也捕手に続く2年連続の選手となります
今回の松本剛選手のFA移籍は、巨人にとって外野手の補強を果たす重要な契機です。松本選手は過去の実績をもとに今後の活躍が期待されており、新たなチームでのプレーに前向きな姿勢を示しています。特に、セ・リーグという新たな舞台でどのようなパフォーマンスを見せるのかが楽しみです。
キーワード解説
- フリーエージェント（FA）とは？：フリーエージェント（FA）とは、選手が所属チームとの契約が満了した後、他のチームと契約する権利を持つことを指します。これにより選手は新たなチームを選ぶことができ、球団にとっても戦力補強の重要な手段となります。
- 打率とは？：打率は、野球における選手の打撃成績を示す指標で、安打数を打数で割った値です。この値が高いほど、選手がヒットを打つ確率が高いことを意味します。
- 盗塁とは？：盗塁は、打者がヒットを打ったり打席でアウトになることなく、次の塁に進むことを指します。盗塁は特に俊足の選手によって行われ、試合の戦略に大きな影響を与えます。
