西川は、2011年から2021年までの11年間プレーした古巣に復帰する可能性が浮上しており、これは非常に珍しいケースとなる
和歌山県出身の西川は、智弁和歌山高から2011年のドラフトで2位指名を受けて日本ハムに入団
一気にレギュラーに定着したのは2014年のことで、2016年の日本シリーズ第5戦ではサヨナラ本塁打を放つなど、チームを日本一に導く重要な役割を果たした
長年にわたり主力としての地位を築いており、2021年末までに4度の盗塁王を獲得し、2度のベストナインと4度のゴールデングラブ賞に輝くなど、その実績は明白である
その後は、2022年から2年間楽天でプレーし、24年からはヤクルトに所属していたが、今季の戦力外通告を受けた
通算成績としては1426安打、343盗塁を記録しており、そのキャリアは非常に豊富である
特に、盗塁とは試合中にバッターが走りだし、次の塁に達することを指し、スピードと技術が問われるプレーである
また、同じく日本ハムでプレーした中日の中田翔選手が今季限りで現役引退を表明した際には、「少しでも長くやりたいと思う」と自身の現役への強い意志を表明している
日本ハムチームにおいては、32歳の外野手・松本剛がFA権を行使して巨人へ移籍し、35歳の捕手・伏見がトレードで阪神に移籍したため、チーム内の30代の日本人野手は中島だけとなっている
経験豊富な西川は、プレー技能だけではなく、チームの精神的支柱としても重要な役割が期待されている
新庄監督は、22日に開催されたファンフェスティバルで「2位はもうよい
断トツで優勝して日本一を目指す」と強い意欲を示しており、16年以来10年ぶりとなるリーグ優勝と日本一を奪還するためには、優勝の経験を持つ選手を加えることが必要だ
- 西川遥輝
- 1992年4月16日生まれ、33歳
和歌山県出身で、智弁和歌山高から2011年ドラフト2位で日本ハムに入団
盗塁王に4度輝き、外野手でゴールデングラブ賞を4度、ベストナインを2度受賞
2022年から楽天、24年からヤクルトに所属し、今オフに戦力外となる
キーワード解説
- 戦力外とは?チームが選手を今シーズンの戦力から外すことを指します。これにより、選手は他のチームへの移籍や引退を考えることになります。
- ドラフトとは?プロ野球選手を獲得するために、各チームが若手選手を指名する制度です。通常、大学や高校からの選手が対象となります。
- ベストナインとは?各ポジションで最も優れた選手を選出する賞で、リーグの行方を左右する重要な栄誉の一つです。

