この賞は、プロ野球選手の中から優れた守備力を持つ選手を選ぶものであり、記者の投票によりセ・リーグとパ・リーグからそれぞれ18名が選出されました
受賞者にはグラブ型のトロフィーと賞金50万円が贈呈されます
ソフトバンクの牧原大成内野手(33)は二塁手としての2年連続受賞を果たしました
牧原は失策ゼロを意識しており、恩師でもある西武・鳥越裕介ヘッドコーチ(54)は、遊撃手として保持する守備率.997のプロ野球記録を上回る“10割”を目指すと話しています
牧原大は育成選手からプロ入りし、今年で15年目を迎えています
彼は自身が「ジョーカー」と呼ばれる存在で、一時期はユーティリティー部門のゴールデン・グラブ賞創設を望んでいた経歴があります
昨年の初受賞に続き、「この賞はずっとほしかった
二塁手一本で取れたことが本当に嬉しい」と表彰式でコメントしました
今季はキャリアハイの125試合に出場し、打撃面では首位打者を獲得しました
守備においては104試合での失策6、守備率・987を記録
これらの数値は24年の74試合での7失策、同・978を上回る結果でしたが、牧原は更なる向上を目指しています
「後悔をするようなエラーはなかったけど、できればゼロ(失策)が一番、最高です」と来季への意気込みを語りました
また、守備の基盤を作ってくれた指導者たちへの感謝も忘れずに、「グラブを頂いた明石さん、指導いただいている本多コーチ、守備の基盤を築いてくれた鳥越さんに感謝したい」と述べています
牧原が愛用する二塁手のグラブは、背番号「8」を受け継いだ明石健志R&Dスキルコーチから譲り受けたもので、大切にしている様子です
目指す“10割”は、2020年の菊池(広島)が樹立したプロ野球記録であり、恩師を超える目標でもあります
来季も二塁手のポジションでさらなる成長を誓っており、「来年、頑張ってできるだけ失策しないように」と意識を持つ牧原の姿勢は、育成選手としても大いに意味のあるものです
小久保監督からは、来春宮崎キャンプでの独自調整を許可され、さらに進化する姿に期待が寄せられています
この記事では、第54回三井ゴールデン・グラブ賞の表彰式について詳しく解説されており、特にソフトバンクの牧原大選手の二塁手としての連続受賞が注目されています。彼の努力や恩師への感謝も取り上げられ、プロ野球界における守備の重要性が再確認される内容となっています。また、牧原選手のさらなる成長に期待がかかっています。
キーワード解説
- ゴールデン・グラブ賞とは?プロ野球選手の中から守備が優れた選手に贈られる賞で、記者の投票によって選ばれます。
- 守備率とは?選手が守備の際にどれほどの確率でアウトを取ったかを示す指標で、高い数字ほど守りが堅いことを意味します。
- 失策とは?守備中にミスをしてアウトを逃したことを指します。失策が多いほど、守備が弱いと見なされます。

