中日・福敬登投手が契約更改、病気と向き合いながら支援活動へ

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中日の社会派左腕、福敬登投手(33)が28日、名古屋市にあるナゴヤ球場隣接の選手寮「昇竜館」で契約更改交渉を行い、年俸3000万円(推定、300万円ダウン)でサインした

福投手は、黄色靱帯骨化症という病気と戦っており、今後も病気に苦しむ障害者や難病患者の支援を続けていく意向を示している

契約更改の背景と福投手の決意

福選手は、プロ入りから10年を経て、リリーバーとして活躍し続けているが、病気の影響から可動域が狭まっていることを感じている

企業スポーツ選手として、身体的な挑戦に立ち向かいながらも、自らの経験を活かして社会貢献活動に取り組んでいる

福投手は「可動域は狭くなるので、ぱっと見では分からないかもしれませんが、自分の中では大胆なモデルチェンジをしていこうと思っています」と語った

ヘアドネーション活動の実績

福選手は、医療用ウィッグの提供を目的とした「ヘアドネーション」に参加するために、約3年間伸ばした長髪を切り落とした

彼は、病気や治療の副作用で髪を失った子どもたちへの支援を続けており、「特別支援学校や小児がん患者の支援を行うことで、支援が生きがいになっています」と話す

選手としての今後の展望

福投手は昨季中に17試合に登板し、通算300試合登板まであと10試合という状況にある

新しい投球フォームの模索が続く中で、「ガンが寛解した子どもを球場に呼びたい」という意向も持っており、今後の活動に期待が寄せられる

福敬登投手の契約更改は、彼の努力と社会貢献への意欲を感じさせる重要な出来事です。病気と戦いながらも、他者のために行動する姿勢は、多くのファンに勇気を与えるでしょう。
キーワード解説

  • 黄色靱帯骨化症とは?:黄色靱帯骨化症は背骨の靱帯が骨化してしまう病気で、神経や血管が圧迫され痛みを引き起こすことがあります。
  • ヘアドネーションとは?:ヘアドネーションは、髪の毛を寄付して医療用ウィッグを作る活動で、特に病気や怪我で髪を失った人々に対して支援を行います。

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