ソフトバンク、台湾から注目の若手投手徐若熙を獲得

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福岡ソフトバンクホークスは、台湾プロ野球リーグ(CPBL)の味全から、海外FA権を行使した投手、徐若熙(しょ・にょくき、25歳)との契約を締結したと、台湾の野球解説者王翊亘記者が報じた

契約内容は3年総額15億円で、これは成果に応じた出来高を含む金額だ

徐若熙のプレースタイルとキャリア

徐若熙は身長180センチ、体重76キロの右投手で、2019年のドラフトで1位指名を受けて味全に入団した

彼の投球スタイルはスリークォーターから放たれる最速158キロの直球で、さらにスプリットチェンジ、スライダー、カーブなど多彩な変化球も駆使する

徐は2021年に一軍デビューを果たしたが、2022年には右肘靭帯の再建手術、通称「トミー・ジョン手術」を受け、そのシーズンは全休した

それでも、彼の通算成績は64登板で16勝18敗、防御率2.42を誇り、305イニングで349奪三振という数字を残している

特に今季は19試合に先発し、5勝7敗、防御率2.05という安定した成績を見せた

ソフトバンクの獲得戦略

王翊亘記者は、ソフトバンクは徐を獲得するために非常に積極的であったと伝えている

球団の城島健司本部長が6月中旬に台湾を訪れ、徐の投球を直接視察したことや、永井智浩育成本部長が彼を高く評価しているエピソードも報じられている

また、徐は福岡でのチーム視察中に王貞治球団会長との会食を通じて、球団からの誠意を感じたという

投手獲得がもたらす影響

徐の獲得は、ソフトバンクの投手陣に新たな力を加えることが期待される

強力な直球と多彩な変化球を持つ彼は、今後のシーズンでの活躍が期待される

ソフトバンクが台湾の若手投手を獲得したことは、大いに期待されるニュースである。投手力の向上がチームの成績に直結するため、徐若熙選手がどのようにチームに貢献するのかに注目したい。台湾からの選手が日本で成功すれば、今後の国際交流にも良い影響を与えるだろう。
キーワード解説

  • 海外FA権とは? 外国の選手が他のチームに移籍する際の権利を指し、特定の条件を満たすことにより行使されます。
  • トミー・ジョン手術とは? 肘の靭帯を修復するための手術で、多くの野球選手が受ける治療法です。成功すれば再び活躍するチャンスがあります。

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