ソフトバンク・柳田悠岐、契約更改を経て来季への意欲を語る

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 福岡ソフトバンクホークスの外野手、柳田悠岐選手(37)が、2025年11月29日にみずほペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、年俸3億7千万円プラス出来高という条件で合意に達しました

ただし、これは昨季より1億円の減額となります

 柳田選手は2019年オフに結んだ7年契約の最終年を迎えます

近年、彼は故障による出場機会の減少に苦しんでおり、2023シーズンの年俸は日本人野手最高の6億2千万円に達しましたが、2024年には5億7千万円、2025年には4億7千万円に減少する見通しとなりました

この3年間での年俸は、合計で2億5千万円も減少しています

シーズンの振り返り

 今シーズンは4月中旬に自打球が当たり、「右脛骨の骨挫傷」を負い、長期のリハビリを余儀なくされました

復帰までに約5か月を要し、レギュラーシーズンでは最少の20試合出場に留まり、打率は.288、ホームランは4本、打点は9となりました

ポストシーズンでの活躍

 シーズンが終わった後のポストシーズンでは、特に日本ハムとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルでの活躍が目立ち、第2戦では決勝の3ランホームランを打ちました

また、阪神との日本シリーズ第5戦では、同点に追いつく2ランを放ち、打率は.455に達しました

これにより、彼は引退の危機を感じさせない存在感を示しました

契約に関する心境の変化

 柳田選手は、19年オフの契約時に「これが最後の契約」とする意向を示していましたが、この日の会見では「来シーズンの結果が大事」と語り、来季に向けての意欲を見せました

彼は、「自分の体が動く限り、良いパフォーマンスを出せる自信がある」と述べ、さらなる高みを目指す心情を明らかにしました

来季への期待
 柳田選手は来季の目標として、「カムバック賞を取りたい」と明言し、同学年である中日の大野雄大選手が受賞したことに触れ、意気込みを語っています

柳田選手の契約更改については、年齢や怪我の影響を受けながらも来季への強い意欲を示している点が印象的です。彼のポストシーズンでの活躍は確かに注目されており、選手としての能力や精神力を証明しています。今後の成長が楽しみな選手です。
キーワード解説

  • 契約更改とは?選手の給与や条件を見直すプロセスで、チームと選手双方の合意に基づいて行われる。
  • ポストシーズンとは?プロ野球のシーズン終了後に行われる大会で、特にクライマックスシリーズや日本シリーズが該当する。
  • カムバック賞とは?復帰した選手に対して贈られる賞で、怪我から復帰し活躍した選手に与えられることが多い。

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