広島・玉村昇悟投手、来季のテーマは“脱・淡泊”

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
広島東洋カープの玉村昇悟投手(24)が、2025年のシーズンに向けて“脱・淡泊”を掲げ、ピンチに強い投手を目指すと決意を表明しました

今季は自己最多の6勝を挙げたものの、得点圏に走者を置いた際の被打率が323と高いことから、課題を克服すべくオフシーズンに取り組むことを誓っています

今季の成績と反省

玉村選手は2025年に17試合に登板し、6勝8敗、防御率は3.87という成績を収めました

特に彼の投球成績は走者がいない状態では被打率239と好調ですが、得点圏に走者が進んでしまうとその被打率は323に上昇します

このデータは、ピンチの場面での投球に課題があることを示しています

トークショーでの意気込み

広島市内のバッティングセンター「打劇王」で行われたトークショーでは、先輩の森翔平投手(27)も参加し、約100人のファンの前で意気込みを語りました

玉村選手は「先発陣の柱になれるように」と力強く宣言し、今シーズンの改善点に目を向ける姿勢を見せました

セットポジションへの意識

来季の鍵として計画しているのは、セットポジションでの投球の改善です

セットポジションとは、ランナーがいる際に投手が選択する投球スタイルで、走者が「塁上にいる場合」という状況を指します

この投球法を改善することで、より効果的にピンチをキャンセルできることを狙っています

キャンプでのトレーニング
玉村選手はオフシーズンのトレーニングとして、秋季キャンプを活用し、上半身と下半身の連動性を意識した練習に取り組んでいます

彼は「下半身の使い方が重要で、それによって球に勢いが付く」と語り、さらなる技術向上への期待感を示しました

玉村選手の“脱・淡泊”というテーマは、今季の反省点を反映した良い決意表明だと感じます。ピンチに強い投手になるために、彼が努力している姿勢はファンにとっても頼もしく、期待が高まります。
キーワード解説

  • セットポジションとは?:ピンチの場面などで、走者がいる状態で投球する際の姿勢や投球方法を指します。これにより、得点圏での投球を有利に進めることが可能です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。