ソフトバンク前田純投手、リハビリと観戦で得た“無の意識”とは

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前田純投手、リハビリ励みながら“無の意識”で挑む来季への準備

ソフトバンクの前田純投手(25)が、左肘の違和感からリハビリに努めていることが明らかになった

前田投手は、7月下旬以降実戦から離れたものの、ストイックに闘志を燃やすため、時折試合を客席から観戦していた

リハビリの経過と観戦理由

前田は、今季の7月26日に行われたウエスタン・リーグ中日戦を最後に戦列を離れている

「左肘に塊がある感覚がしていて、それが気になってブレーキがかかっていた」と、控えを余儀なくされた理由を語った

リハビリは順調に進んでおり、来年2月の春季キャンプでのチーム練習合流を目指している

球場観戦から学ぶこと

前田は何度か球場に偵察に訪れ、観客目線で試合を観ることが目的であった

彼は、「憧れの景色

このマウンドに立ちたい」との思いを再確認した

特に、松本晴投手が先発する試合を選んで観戦し、「頑張っている晴を見たいのと、自分への闘志をよみがえらせる」と話して深い関心を示した

“無の意識”でのパフォーマンス

前田投手は、大学時代に力み過ぎたことから“無の意識”の重要性に気づき、今年のオフには和田塾で体験した厳しいランニングを通じて再認識した

彼は、「足を前に出すだけ、みたいな

異次元の本数を走ったときに“無”にならないときつすぎて無理だった」と語り、マウンドで調子の良いときも“無の状態”を意識することを目指している

来季への期待とトレーニング

昨年の日本シリーズでは好投を見せたが、今年は試合をテレビ越しに観戦することとなった

「投げたくなったけど、投げられないから我慢という感じ」と本音を吐露

リハビリ中は下半身のウエートトレーニングを行い、4ヵ月で5キロの増量に成功した

彼は球速150キロを目指し、自己の取り組みで実力を向上させ、来季はマウンドで躍動する意気込みを見せている

選手プロフィール

名前 前田純(まえだ・じゅん)
生年月日 2000年6月4日
出身地 沖縄県
身長/体重 1メートル89/88キロ
投打 左投げ左打ち
経歴 日本文理大から育成ドラフト10位で入団
前田純投手のリハビリに対する姿勢は、非常に感銘を受けます。実戦から離れている間にも、彼は試合を観戦することで新たな視点を得たり、自身の闘志を損なうことなく保とうと努力しています。特に“無の意識”を意識している点が印象的で、選手としての成長を促すために多くの知見を得ていることが感じられます。プレイ不能な状況での忍耐力も、彼の精神的な強さを示していると言えるでしょう。
キーワード解説

  • リハビリとは?:ケガなどの健康上の問題を克服するために行う療法を指します。医療や運動療法を通じて、心身の状態を改善し、元の機能を取り戻すことを目的にしています。
  • 無の意識とは?:プレッシャーや緊張から解放され、シンプルな状態で物事に集中する心のあり方です。特にスポーツにおいては、余計な思考を排除し、自分のリズムを取り戻すために重要とされています。
  • ウエストリーグとは?:日本のプロ野球における二軍のリーグの一つで、主に若手選手やリハビリ中の選手が実戦経験を積むための場として利用されます。

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