巨人・丸佳浩選手が三軍制度について異例の意見を伝達、育成の課題を提起

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2025年12月3日、読売ジャイアンツの丸佳浩外野手(36)が、球団事務所で行われた来季契約交渉において、三軍制度の運営に関する私見を球団側に伝えました

三軍制度は今季で創設から10年目を迎え、丸選手自身は年俸1億2000万円減の2億円(推定)で新たに2年契約を結びましたが、交渉に際しては「(三軍で)見て感じたことをお伝えさせていただきました」と語りました

今季、丸選手は開幕前に負傷離脱し、リハビリ中に三軍の選手たちと共に活動していました

そこで、彼は三軍選手たちの意識や運営の課題について疑問を抱いたといいます

「球団として育成の場を設けてくれているが、当然、そこにはお金もかかっています

それに対して三軍の選手がどういう意識をもってやっているのか」との思いを述べ、その一例として福岡ソフトバンクホークスが一軍での成功を収めていることに言及しました

現役選手が球団の運営や組織の活動について意見を言うことは極めて珍しく、丸選手はそのもどかしさを感じていたようです

「この時代の中で合った指導法をしつつ、選手の向上心をどうやって持っていけるかというお話はしました」と、具体的な改善策についても触れました

来季に向けては、監督やコーチ陣の顔ぶれが大きく変わる予定です

ジャイアンツの一~三軍の首脳陣はリモート会議を積極的に行い、情報共有を円滑にする方針を示しています

しかし、球団内では「三軍を始めて10年

このまま鳴かず飛ばずの状態が続くと、球団のメンツにも影響し、存在意義も問われる」との危機感も広がっています

来シーズンは、三軍制度の真価が問われる年となるでしょう

このニュースでは、丸選手が具体的な意見を球団に伝えたことが特に注目されます。現役選手の立場から見た育成の現状についての意見は、今後のジャイアンツの戦略に大きな影響を与える可能性があります。また、三軍制度の意義が問われる中、来シーズンの進展が期待されます。
キーワード解説

  • 三軍制度とは?プロ野球における選手育成のための第三のチームで、一軍と二軍の間に位置し、選手の成長を促進する役割を持っています。
  • 選手の向上心とは?選手が自己の能力を高めようとする意欲やモチベーションのことを指します。

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