この重要な日を前に、各地区ごとにこの秋の大会の振り返りと選考予想をしていきたい
今回注目するのは東北地区である
東北地区の推薦校と秋季大会成績
| 県 | 推薦校 | 秋季大会成績 |
|---|---|---|
| 青森 | 青森明の星 | 県16強 |
| 岩手 | 高田 | 県8強 |
| 秋田 | 秋田南 | 県8強 |
| 山形 | 米沢鶴城 | 県8強 |
| 宮城 | 名取北 | 県3位・東北初戦敗退 |
| 福島 | いわき湯本 | 県8強 |
名取北の注目ポイント
宮城県から初のベスト4入りを果たした名取北が筆頭候補として挙げられる昨年の秋季大会で成績がトップであることに加え、3位決定戦での「公立校対決」を制して東北大会に初出場を果たしている点も評価されている
東北大会では初戦で鶴岡東（山形）に敗れたが、スコアは1対3であり、安打数では相手を2本上回る7安打を放ったことから、実力差は感じられない
地域貢献の取り組み
プロ野球・楽天の右腕投手、岸孝之の母校である名取北は、東日本大震災以降、地元名取市の海岸防災林の再生プロジェクトなどのボランティア活動にも参加している社会貢献活動を通じて地域との絆を深めている点も注目に値する
その他の学校の状況
統合によって誕生した米沢鶴城や、いわき湯本などの健闘も、選考においてどのように評価されるか注目されているこれらの学校も条件を満たす可能性があるため、今後の動きに目が離せない
21世紀枠2校の選考結果は、来年1月30日のセンバツ選考委員会によって発表される予定である
今回のセンバツ選考に向け、東北地区において注目校が浮かび上がってきている。特に名取北は実力だけでなく、地域への貢献も高く評価されており、多くの注目が集まっている。
キーワード解説
- 21世紀枠とは？高体連が定めた制度で、21世紀枠は特に公立校の活躍を評価するために設けられた特別枠です。
- ベスト4とは？スポーツにおいて、トーナメント方式で行われる大会の中で、上位4チームのことを指します。
- 公立校とは？国や地方公共団体が設置した学校のことで、財政的な支援を受けている学校です。
