広島・床田寛樹投手、契約更新で新たな目標を掲げる

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広島東洋カープの投手、床田寛樹(30)は4日、広島市南区の球団事務所にて契約交渉を行い、昨年比3500万円増の年俸1億8500万円で契約を更改した

床田は、3年連続の二桁勝利を逃したものの、自己最多の171回1/3を投げ切り、チームトップの9勝を挙げる活躍を見せた

契約更改の背景

床田は、先発投手としてアピールし続けており、リーグトップの6完投を記録

その一方、完封は同トップタイの3完封と、要所での強さを発揮したが、勝負どころでの敗戦も多く、反省の言葉が漏れた

「今年も勝負どころで勝てず、悔しいシーズンだった」と、自己評価は厳しい

今季の成績

項目 内容
イニング数 171回1/3(自己最多)
勝利数 9勝(チームトップ)
防御率 3.15
完投 6完投(リーグトップ)
完封 3完封(同トップタイ)

新たな目標へ向けて

来季は10年目を迎える床田は、「貯金5、180イニング」を目標に掲げた

これは、勝利数(貯金)と投球イニング数の増加を両立させることを意味している

また、投球スタイルの改善にも意欲的で、直球の威力を向上させるとともに、あまり使用していない球種の割合を増やすことを考えている

「あまり投げていない球種をメインにすることで、打者も戸惑うでしょう」と語った

打撃への意欲
床田は、自身の打撃にも強いこだわりをもっており、プロ初の本塁打を記録

また、シーズンでの打席数を65打席に増やすことを目標に設定している

これは、2027年からセ・リーグに導入される指名打者(DH)制に向けた準備とも言える

「良いところで打ちたい」との思いを語り、二刀流での活躍を目指している

床田選手が掲げた目標は、今後の成長を期待させるものです。特に、打撃にも意欲的である点は、従来の先発投手の概念を超えて“二刀流”としての可能性を示しています。来季は自身の成績をさらに向上させるための戦略が、どのように実現されるかが注目です。
キーワード解説

  • 二桁勝利とは?プロ野球において、1シーズンにおいて10勝以上を挙げることを指し、投手の実力を示す重要な指標です。
  • 完投とは?試合において先発投手が自らの力でゲームを最後まで投げ切ることを意味し、投手のスタミナや技術の高さを示しています。
  • 完封とは?試合中に相手チームに一点も与えずに試合を終了させることを意味し、特に投手にとっては非常に名誉な記録です。

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