オリックス・元謙太、育成契約を締結し異例の昇給を果たす

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オリックス・バファローズは5日、元謙太外野手(23)との育成契約締結を発表しました

新たに背番号は「127」となります

元は高卒5年目の選手で、今シーズンはキャリア最多の31試合に出場しましたが、8月末にはチームを離脱することになりました

診断名は「右鎖骨下静脈血栓症」でした

この病気は静脈に血の塊ができるもので、重篤な状態に進展する可能性があるため、選手としての将来が危ぶまれました

契約内容とその背景

育成契約にもかかわらず、元は年俸1000万円に300万円のアップを果たしました

彼は「他球団ではありえないことだ

評価していただいていることに感謝したい」とコメントし、自己の努力が評価された結果であることを強調しました

病状とリハビリの経過

元は、最初の診断で大胸筋の肉離れだと考えていましたが、整形外科の医師によって静脈血栓症が見つかり、一時は緊急入院を余儀なくされました

この病気は血栓が心臓や脳に飛ぶ恐れがあるため、非常に危険です

元は「本当に野球ができるのか心配だった」とその当時の不安を明かしました

リハビリと今後の展望

回復は予想よりも早く進んでおり、12月中旬の検査によっては現在の投薬を中止できる可能性があります

「頭にボールが当たると危険なので、リハビリ中はヘルメットを着用している」と語り、細心の注意を払ってトレーニングを続けています

将来の夢と決意
「来年の春季キャンプでは支配下契約になっている自分を想像している

恩返しをしたい」と述べ、再び1軍で活躍することに意欲を見せました

元の目指す姿は、同じような病を抱える選手にも夢を与えるものでしょう

この記事は、元謙太選手が育成契約を結びながらも昇給したことや、彼の病歴とリハビリの経過について詳しく報じています。特に病気の危険性や回復への努力は、多くの人に勇気を与える内容です。
キーワード解説

  • 育成契約とは?:育成契約は、選手に対する支援を行う契約の一形態で、支配下契約よりも契約条件が緩やかです。
  • 静脈血栓症とは?:静脈血栓症は、血液が静脈内で固まり血栓を形成する病気で、放置すると深刻な健康問題を引き起こします。

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