阪神・大竹選手が契約更改、初の億越えに成功

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
阪神タイガースの投手、大竹選手が5日、西宮市にある球団施設で来シーズンの契約交渉に臨み、今季の年俸9000万円から4000万円増の1億3000万円で契約を更改しました

これは、2022年12月から施行された現役ドラフト制度において初めて選手が年俸1億円を突破した例であり、同じく契約を更新した中日ドラゴンズの細川選手に次ぐ2番目の記録となりますが、投手としては初の達成です

大竹選手は、年俸の大台到達について「札束でもらうわけではないですし、実感はあまりないですね」と笑顔でコメントし、ユーモアを交えた言い回しでこの特別な瞬間を表現しました

「高校の先輩などから今まではご飯をおごってもらっていたけど、“年俸1億になったらおごってもらおう”と言われていたので、次は僕がおごる番かと」と古い友情を感じさせるエピソードも語りました

大竹選手は2017年に育成ドラフトでソフトバンクホークスに4位指名を受けて入団し、年俸400万円からスタートしました

9シーズン目となる来季ではその金額が32.5倍に増加します

移籍3年目の今季は、3年連続の2桁勝利には達しなかったものの、9勝(4敗)を挙げ、防御率2.85でチームのリーグ優勝に貢献しました

また、今年も11月9日には第4回の現役ドラフトが行われる予定です

「もし最初の12選手が全員クビになっていたら、絶対にその制度で移籍したくないですよね

でも環境が変わって、細川くんや私のように成績を残している選手がいたら、ポジティブになれると思います」と、大竹選手は新制度の有効性を示唆し、他の選手へのエールも送った

来季に向けての意気込みも語っており、「来年は最多勝のタイトルを獲りたい

今年の最多勝である村上選手の14勝、15勝あたりを目指したい」と、自らの目標を設定しました

自身の成長を誓う大竹選手のサクセスストーリーは、まだまだ続きます

大竹選手の契約更改は、彼自身の成長とともに、現役ドラフトの成功例を物語っています。投手として初の1億円突破は多くのファンにとっても嬉しいニュースであり、彼が引き続きプロとしての最高のパフォーマンスを見せてくれることに期待が高まります。来シーズンの活躍に注目です。
キーワード解説

  • 現役ドラフトとは?プロ野球選手が所属チームを移籍する際の新しい制度で、選手に新たなチャンスを与えることを目指しています。
  • 年俸1億円とは?プロ野球選手の年収が1億円を超えることであり、これは特に優れたパフォーマンスを示す選手に与えられる名誉です。
  • 最多勝とは?シーズン中に最も多くの勝利を挙げた投手に授けられるタイトルで、投手の実力を測る重要な指標です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。