阪神、元パイレーツ遊撃手デバニー獲得に動く

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阪神、元パイレーツ遊撃手デバニー獲得に動く

各球団が2025年シーズンに向けた戦力補強を進める中、阪神はFA市場において静観の姿勢を崩さない

2018年のオフに西勇輝をオリックスから獲得したのを最後に、FA選手の補強を控え、生え抜き選手の育成に注力している

阪神の補強方針について、スポーツ紙デスクは次のように話す

「過去には外部からの選手が主力を構成していた時期もありましたが、現在は若手選手を育てる重要性が強調されています

金本知憲前監督の指導のもと、若い選手を長期間起用することで、チーム全体の強化を図っています

」,と言います

近年の阪神は、若手選手たちが投打の両面で活躍しており、出塁率が高く機動力のある近本光司と中野拓夢の1、2番コンビが大きな役割を果たしている

また、成長著しい森下翔太や主砲の佐藤輝明、大山悠輔が打線を引っ張る一方、投手陣も村上頌樹と才木浩人という若手エースが奮闘し、リーグトップの防御率2.21を記録した

しかし、日本シリーズではソフトバンクに1勝4敗で敗れ、6番以降の打線に迫力不足が見られた

特に遊撃手と左翼手のポジションで一貫性のある選手がいなかったことが課題として浮き彫りになった

遊撃には木浪聖也や小幡竜平が起用されたが、打力が不足気味だった

左翼も複数の選手がローテーションされたが、得点力には結びつかなかった

ライバルの巨人がFAで選手を獲得している中、阪神は動きを見せずにいるが、ウィークポイントを補強するため、他の手法を選択している

11月中旬にはパイレーツから自由契約となった遊撃手カム・デバニーの獲得に動いていることが現地メディアで報じられた

デバニーについて現地の通信員は、「彼の肩は強く、フィールディングが柔らかい

日本の土にも適応できる」と評価している

また、28歳の若手選手であり、マイナーリーグでの通算85本塁打の実績があり、今後の成長に期待が寄せられている

デバニーが打撃面で適応するまで時間がかかる可能性があるが、守備が堅実であれば阪神の下位打線で起用されるチャンスがあるだろう

阪神の選手育成方針と、元パイレーツの遊撃手デバニー獲得の動きについて注目が集まっています。FA選手の獲得を控え、生え抜き選手の育成に注力する姿勢は、長期的なチーム強化を目指すものですが、戦力が不足する部分が露呈した日本シリーズの結果が、今後の補強戦略にどのように影響するか見極める必要があります。
キーワード解説

  • FA市場とは?:FA(フリーエージェント)市場とは、契約が終了した選手が新たなチームと契約するために自由に移籍できる市場のことです。
  • フィールディングとは?:フィールディングとは、野球における守備の技術や能力を指し、ボールを受け取る・捕る動作を含みます。
  • 出塁率とは?:出塁率とは、打者が出塁(ベースに出ること)する確率を示す指標で、ヒット、四球、死球などから算出されます。

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