戸田懐生投手、韓国プロ野球NCダイノスと契約

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巨人を戦力外となった戸田懐生投手(25)が、韓国プロ野球のNCダイノスと契約を結んだ

契約金は2万ドル、年俸は10万ドル、出来高1万ドルを含む総額13万ドル(約2000万円)であることが、10日に韓国メディア「OSEN」によって報じられた

アジアクォーター制度の導入

戸田投手の加入は、来年から導入される「アジアクォーター制度」に基づいている

この制度は、競争力の強化や外国人選手のスムーズな獲得を目的としており、KBO(韓国プロ野球)は各球団とも外国人選手を「3人まで」に制限していたが、制度導入により最大4選手を roster に登録できるようになり、同じ試合に出場することも可能になる

戸田投手の経歴

戸田選手は愛知県出身で、東海大菅生から甲子園に出場し、夏の大会で4強に進出

しかし、右肘の怪我により退学を余儀なくされた

その後、通信制のKTCおおぞら高等学院を経て、四国アイランドリーグの徳島で2年間プレーし、2020年には最多勝と最多奪三振を記録しMVPに選出された

育成ドラフト7位で巨人に入団し、2021年には支配下登録を果たしたが、今季は1軍での登板が2試合にとどまり、戦力外通告を受けた

今後の期待

NCダイノスのイム・ソンナム団長は戸田投手に対して、「先発やブルペンなど多様な役割で投手陣に大きな力をもたらすことが期待できる」と高く評価している

戸田懐生投手が韓国プロ野球のNCダイノスと契約を結ぶことは、彼にとって新たなスタートとなります。アジアクォーター制度により、多くの選手が韓国で活躍する機会が増える中、戸田選手もその一員としての活躍が期待されます。異国の地で新しい挑戦をすることは、不安もあるでしょうが、彼の能力が試される機会となるでしょう。
キーワード解説

  • アジアクォーター制度とは? - 韓国プロ野球における外国人選手の獲得を円滑にするために導入された制度で、各球団が最大4人の外国人選手を保持できた制度です。
  • KBOとは? - 韓国プロ野球リーグの略称で、韓国のプロ野球を統括する組織です。
  • ブルペンとは? - 投手が試合中に控える場所で、リリーフ投手が登板する準備をするためのエリアを指します。

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