この実験は、3月9日の読売ジャイアンツとのオープン戦、及び4月13日の中日ドラゴンズとの1軍公式戦で実施される予定です
実証実験の詳細
実験では、試合開始後2時間以内に入場した観客全員にジェット風船を2個と、その風船を膨らませるための専用ポンプが配布されます観客は、従来通り七回裏の攻撃前に風船を飛ばすことができます
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの感染拡大後、飛沫（ひまつ）感染のリスクが懸念されるため、他球団では特に代替案として、ジェット風船が描かれたタオルを掲げることが推奨され、照明演出と連動させるという新しい形式が採用されていました環境面の課題
阪神球団は、ジェット風船の再開に際して、感染症の衛生面や、使用済み風船の廃棄に伴う環境問題を課題視しています今回の実験では、専用ポンプで空気を注入し、ゴムの部分や空気注入部分を再資源化することで、これらの課題に取り組む方針です
球団の見解
球団の担当者は「単に演出を再開するのではなく、リサイクルの循環スキームが成功するか、観客の反応はどうかを総合的に判断していく」と述べていますさらに、実証実験に参加したファンやファンクラブ会員に対してアンケート調査を行い、今後の方針を決定する意向を示しました
阪神タイガースがジェット風船の演出を再開に向けて実証実験を行うという動きは、ファンの盛り上がりを取り戻すだけでなく、感染症対策や環境問題にも配慮した姿勢を感じさせます。球団が新たな試みを通じて、良い結果を得られることを期待しています。
ネットの反応
阪神甲子園球場でジェット風船の再開を実験的に行う方針が示されると、多くのネットコメントが寄せられました
コメントの中で特に目立ったのは、衛生面に対する懸念です
一部の意見では、風船は口で膨らませることが多く、飛沫感染の危険性があるため、再開には反対としています
具体的には、他人の唾液が付着した風船が頭上から落ちてくることを不快に感じる人が多いようです
さらに、風船を使わなくても応援の盛り上がりは十分に感じられるとのコメントもあり、風船使用に対する必要性を疑問視する声も聞かれました
また、ゴミ問題にも言及されており、風船の回収や清掃作業の手間が増えるという意見も見受けられます
ナイター終了後のゴミ処理についての負担も懸念されており、特に浜風の影響で風船が外野に飛ばされ、試合が中断する場面もあったという体験談も交えられています
そのため、風船を飛ばさなくても試合を楽しむことはできるとの考えが広がっているようです
さらに、口で膨らますことの衛生問題についても言及があり、ポンプを使わない人が出てくるだろうという懸念が示されています
最後に、再会する必要があるのかとの疑問も多く、伝統的な行事として受け入れられていたジェット風船ですが、今後の議論を呼ぶことになりそうです
こうした様々な意見が集まる中で、慎重な判断が求められています
ネットコメントを一部抜粋
せめて素材のゴムに苦味成分を入れて、口で膨らます奴が出ないように頼む。
他人の唾液がついているかもしれない風船が頭上から落ちてきたら、誰もが不快に感じるでしょ。
落ちてきたものを拾う労力はクリアにならない。全ての風船をリサイクルするのは不可能。
ジェット風船は、意外と反対派の人もいるから、慎重に判断されることを、切に願いますね！
試合内容で楽しめればいいので、風船はこのままフェードアウト希望。
キーワード解説
- ジェット風船とは？：試合中に球場の観客が空に飛ばす風船で、特に七回裏の攻撃前に盛り上がりの演出として行われます。
- 飛沫感染とは？：話したり、咳をしたり、くしゃみをする際に飛び散る小さな唾液の粒子によって感染が広がることを指します。
- リサイクルとは？：使用済みの物を新たに再利用することをいいます。環境保護の観点から重要な手法とされています。
