中日ドラゴンズに移籍した山田潤スカウト、新天地での抱負を語る

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プロ野球楽天で長年スカウトを務めていた山田潤さん(53)が、このシーズンから中日のスカウトに移籍したことが発表された

山田さんは楽天において、特に東海地区を担当し、則本昂大投手などの入団に大きく貢献してきた

昨年は西日本エリアマネジャーも務め、豊富な経験を積んでいる山田さんは、新たな挑戦になる中日で「何とか強くするんだ、という思いで仕事をしたい」と意気込みを語った

プロ野球界でのキャリア

山田さんは埼玉県出身で、西武と広島で選手としてプレーした後、2007年にスカウトとしてのキャリアをスタートさせた

特に思い出深いエピソードは2012年の秋に行われたドラフト

スカウト陣の総意により、星野仙一監督(当時)のために即戦力として三重中京大学の則本選手を2位指名

則本選手はその後、ルーキーイヤーに15勝を挙げ、チームのリーグ優勝に貢献した

この経験について、山田さんは「こんなに素晴らしい選手と出会うのはなかなかない

感謝の気持ちでいっぱい」と微笑んだ

中日ドラゴンズへの思い

中日ドラゴンズが位置する東海地区は、山田さんにとっても馴染み深い土地であり、「中日のスカウトは3、4人体制

負けるもんか、と思ってやっていた」と語るほど、強くライバル視していたが、実は浅からぬ縁もあった

中日の名スカウトであった法元英明さんが、朝日大学時代の山田さんを担当していたためだ

楽天に在籍中も交流を続けており、「選手の見方を教えてもらい、スカウトとしての基盤を築くことができた」と明かしている

また、同じ学年の井上一樹新監督との交流もあり、「新生ドラゴンズに加われることに喜びと緊張感がある」と心境を述べた

今後は主に東海・近畿地区を担当し、「昨年は良いドラフトだった

さらに良い素材を現場に提供できるよう頑張りたい」と抱負を語った

今回の山田潤さんの中日ドラゴンズへの移籍は、彼の豊富な経験と確かな実績を考えると非常に注目される出来事です。特に、楽天での成功体験を基に新しい環境でどのような成果を上げられるかが、今後の焦点となるでしょう。また、東海地区でのさらなる選手発掘にも期待が寄せられます。
キーワード解説

  • スカウトとは? スカウトはプロ野球チームにおいて、選手を見つけてスカウトし、チームに引き入れる役割を担っています。
  • ドラフトとは? ドラフトは、プロ野球チームが新たな選手を獲得するための制度で、大学や高校からの選手が選ばれます。
  • 即戦力とは? 即戦力は、チームに加入したその年からすぐに活躍できる能力を持つ選手を指します。

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