キャッチフレーズ「横浜奪首」のもと、2020年のサイ・ヤング賞受賞投手、トレバー・バウアーが再びベイスターズのユニフォームを着ることが決定しました
2023年には10勝を挙げる活躍を見せたバウアーの復帰は、チームにとって大きな力となるでしょう
昨シーズン、横浜DeNAベイスターズはリーグ3位からの下剋上を果たし、26年ぶりの日本一を成し遂げました
今季の目標はあくまでもリーグ優勝であり、そのために先発投手の補強が重要な要素となります
バウアーがそのベストな選手であることは間違いありません
昨年はメジャーリーグベースボール(MLB)への復帰を目指していましたが、それが果たせなかったバウアー
彼には1年間のブランクが懸念されていますが、メキシカン・リーグでは14試合に登板し、驚異的な10勝を挙げ、防御率2.48という成績を残しました
この成績によって、彼はリーグの最優秀投手賞を獲得し、競技力に疑念を持たせていません
バウアーは2020年にサイ・ヤング賞を受賞し、当時3年1億200万ドル(約107億1000万円)の大型契約を結びましたが、女性への暴行疑惑の影響で出場停止処分を受け、その後2023年にまさかの横浜ベイスターズへの移籍が決定しました
サイ・ヤング賞受賞者が日本プロ野球(NPB)でプレーするのは史上2人目で、バウアーは2019年に続き、2023年のシーズン途中からは19試合に先発し、10勝4敗、防御率2.76と期待に応えました
月間MVPを2度受賞するなど、その成績は数字以上のインパクトを持っています
彼の初のNPB登板は2023年5月3日の広島戦でした
最初の回にホームランを許したものの、その後は多彩な変化球を駆使して広島打線を封じ込め、7回98球の投球で7安打1失点、9奪三振の好成績で初勝利を手にしました
その後の交流戦でも3戦全勝のパフォーマンスを見せ、チームの交流戦優勝に貢献しました
彼のピッチングは圧巻で、月間の成績でも素晴らしい結果を出していることから、チームにとって欠かせない存在になりつつあります
トレバー・バウアーの復帰は、横浜DeNAベイスターズにとって非常に重要なニュースです。彼の過去の受賞歴と成績を見る限り、チームの先発投手陣に大きなプラス要素をもたらすでしょう。また、彼が抱える過去の疑惑にもかかわらず、ピッチング技術が高く評価されています。これからのシーズンの行方が楽しみです。
キーワード解説
- サイ・ヤング賞とは? MLBで最高の投手に贈られる賞で、シーズン毎に数人の選手が受賞します。
- 防御率とは? 投手の成績を示す指標で、自身が許した得点数をイニング数で割った値です。
- 先発投手とは? 試合の始まりから登板し、できるだけ多くのイニングを投げる役割の選手を指します。

