気温は21度ながら、肌寒さを感じる中、選手たちの練習は熱気を帯びています
特に、昨季に自身初の規定投球回に到達した種市篤暉投手は、この日のブルペンでの投球練習に励みました
捕手を務めたのは同学年のドラフト6位、立松由宇選手です
ブルペンでの特訓
種市選手は、この日ブルペンでストレート、フォーク、スプリット、スライダーを含む合計34球を投げ込みました特に、昨季までの140キロ台の高速フォークを新たに進化させたいと語り、「フォークボールの落差をもっと出せるようにしたい」と意気込みを見せました
具体的には、130キロ台のフォークとスプリットの使い分けを目指し、改良に取り組んでいます
変化球の磨き
選手は「昨年まで右打者のインコースに投げたシンカー系のフォークを真ん中に落としたい」と意気込み、特に「真下に落ちるフォーク」を追求しています彼のボールを受けた立松選手は、その変化球の質の向上に驚いている様子でした
「初めて見る新しい速さのフォークに怖さを感じた」と、体験談を語りました
育成選手のブルペン練習
また、育成選手である中村、秋山、永島田、田中の4投手もブルペンに入り、自己の成長を感じつつ練習に励みました中村選手は、制球力が向上していることを実感しており、秋山選手はキャンプに向けての準備を進めていることを語りました
打撃練習と若手選手の成長
野手陣では、上田希由翔選手が打撃練習中のパフォーマンスで注目を集めています昨季に比べ飛距離がアップしたという上田選手は、「自主トレでしっかり振り込んできた」とその成果を語りました
立松選手も走塁練習に積極的に参加し、学びを深めています
意欲的な練習
この日も愛斗選手と松川選手は、全体練習の後に室内練習場で打撃を続け、長打を打つためのスイングを磨いています愛斗選手は、非常に意欲的にトレーニングを行っており、形を作ることの重要性を語りました
取材・文=岩下雄太ロッテの選手たちが春季キャンプで積極的に練習している様子が伝わってきます。特に、投手たちが飛躍を目指し変化球に取り組む姿勢や、若手選手たちが基礎練習に励む姿は、チーム全体の士気を高める要因になりそうです。
キーワード解説
- ブルペンとは? ブルペンは、投手が試合前に投球練習を行う場所のことです。ここでは、試合でのパフォーマンス向上のために様々な球を投げ分けます。
- フォークボールとは? フォークボールは、投手が投げる変化球の一つで、通常の速球よりも大きく落下します。この変化球はバッターにとって非常に打ちにくい球とされています。
- 変化球とは? 変化球は、投手が打者を欺く目的で投げる球で、通常の直球とは異なる軌道でボールが進行するため、バッターのタイミングを崩す効果があります。

