元阪神監督の吉田義男さん、脳梗塞で逝去

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元阪神タイガース監督の吉田義男(よしだ よしお)さんが、2025年2月3日に脳梗塞により亡くなったことが、翌日4日に球団から正式に発表された

享年91歳だった

吉田さんは「牛若丸」や「ムッシュ」といった愛称で親しまれ、阪神タイガースにおけるレジェンド的な存在だった

吉田さんは広島カープと阪神タイガースの両球団で投手として活躍し、その功績は計り知れない

広島カープのOB会名誉会長であり、デイリースポーツの評論家である安仁屋宗八(あんにや そうはち)さんは、広島のキャンプ地・日南で訃報を知り、「えっ、昨年末の阪神のOB会で会ったときには元気だったのに…

言葉が見つからない」と感慨に浸った

晩年には広島時代に連続して1桁勝利に終わる厳しい時期もあったが、1974年のオフに若生智男との交換トレードで阪神に移籍

吉田監督の下で迎えた1975年、その年は十二分な成果を上げ、抑えとして自己最多の66試合に登板

成績は12勝5敗7セーブ、防御率1.91という素晴らしいものだった

これにより、最優秀防御率賞とカムバック賞を獲得することとなった

安仁屋さんは「わしにとっては阪神に呼んでくれて、大事に扱ってくれた大恩人だ」と語る

吉田監督は選手の自由を尊重し、夜の深酒を許すなど、選手との信頼関係を大切にしていた

また、安仁屋さんは吉田さんを自宅に招き、奥さんの手料理をご馳走になるなど、プライベートでも親しい間柄であった

ユニフォームを脱いでも続いた交流は、吉田さんのラジオ番組に電話出演する機会を生むなど、深い絆を築いた

安仁屋さんは「事前の打ち合わせで昔話の話題は避けるようにと言われていたのに、吉田さんがその話を振ってきて、放送事故になりかねない面白いトークになった」と振り返る

吉田監督は球界の先輩としても敬意を集め、安仁屋さんは「1年でも1日でも長生きしてほしかった

心よりご冥福をお祈りいたします」と寂し気に語った

吉田義男さんの死は、プロ野球界において大きな損失です。選手との信頼関係や人柄で多くの人に愛されていたことが伺えます。彼の功績は今後も語り継がれることでしょう。
ネットの反応

安仁屋さんに対するコメントでは、彼の長寿を願う声や、彼が阪神で受賞したカムバック賞の思い出など、彼の人生や功績を思い出す内容が多く見受けられました

「安仁屋さんも大病したけれど長生きしてくださいね」といったコメントは、彼への温かい思いを表しており、大恩人を失った悲しみを共感する意見が溢れています

また、個人の幼少期の体験について、阪神安芸キャンプでのサインをもらった思い出を語るコメントもあり、吉田監督との交流の中で生まれた感動的なエピソードが印象に残ります

別のコメントでは、安仁屋氏が阪神で再生した際、古巣広島が優勝したことに対する、複雑な心境も伺えました

他にも、野球界のレジェンドたちが次々と亡くなっていくことへの悲しみを述べる声や、吉田監督とのコミカルなエピソードを振り返る意見があり、安仁屋さんの人柄や存在の大きさを感じさせる内容となっています

最後には、安仁屋さんがこれからも元気で過ごしてほしいという願いが多くのコメントに共通しており、彼に対する敬意が込められた声が多く寄せられている印象を受けます

ネットコメントを一部抜粋

  • 安仁屋さんも大病したけれど
  • 心から御冥福をお祈りします。
  • 安仁屋氏は阪神で再生しカムバック賞を受賞した訳だけど
  • 今牛若丸、ムッシュ、吉田義男さん、有難うございました。
  • 安仁屋さん、どうぞお元気で長生きしてくださいね
キーワード解説

  • 脳梗塞とは?脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳の一部が壊死する病気です。
  • 最優秀防御率賞とは?野球において、防御率が最も優れた投手に与えられる賞です。
  • カムバック賞とは?長期にわたる怪我などから復帰し、活躍した選手に与えられる賞です。

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